大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 23話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう) 蝗害の功績が認められ侯爵になる

李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の5人の紹介は省きます。11話までを参照ください。

無舌(むぜつ) 陛下の側仕え

侯君集(こうくんしゅう) 兵部尚書、陛下に敵意を抱いている

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影

玲瓏(れいろう) 安瀾の侍女

黄鼠(こうそ) 穴掘りの名人

公輸木(こうしゅぼく) 墨家の男、安瀾が兄と呼んでいる

李淵(りえん) 太上皇、孫の中で李安瀾を一番かわいく思っていた 

 

【あらすじ】

~侯君集の隠し部屋~

蝗の天災が簡単に解決するとは・・と侯君集と陳彪が会話している。近いうちに大赦が行われる 雲燁の悪知恵に決まっている と侯君集が疑いを持つ。安瀾が釈放されては口封じが困難になるとの陳彪の言葉を聞き、侯君集は、もう待てない 大理寺に行って片付けて来い と陳彪に命じた。

 

~大理寺~

玲瓏(れいろう)が安瀾のところに服を届けに来た。玲瓏は、公輸さんの計画通りすぐに出られることを安瀾に伝え、急いでその場を立ち去った。

玲瓏が壺に入ったお酒を床に撒きながら進んでいくと、見回りの時間でもないのに誰かが近づいてくるのに気づき、撒くのをやめた。そ知らぬふりをして通り過ぎようとした玲瓏だが、不審に思う。今頃見回りですか? とたずねると、二人の衛兵は口封じに玲瓏を刺した。

 

 

土の中でトンネルを掘り続けている黄鼠。何とか大理寺の安瀾が捕えられている部屋までトンネルを掘ることができ、続いて公輸木もやって来た。

すでに着替えを済ませて待っていた安瀾に、輸木が急いで逃げようと促すが、玲瓏を待つと言う安瀾。安瀾は雲燁からもらった簪をじっと見つめている。

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2人の偽の衛兵に捕らえられていた玲瓏が、お姉様~ 逃げて~ と叫び、とっさに灯りを手で払う。今さっきお酒を撒いた床に火が付く。

三人は玲瓏の叫び声を耳にするや否や、ものすごい勢いで火が広がってくる様子を目の当たりにし驚愕した。

ぐったりしている玲瓏が安瀾の牢の前に投げられ、偽の衛兵二人が飛び込んできた。輸木は牢のカギを切り開け、衛兵二人と安瀾・公輸木の戦いが始まり、安瀾・公輸木は偽の衛兵を刺して倒した。

 

すでに大理寺は火の海だった。

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騒ぎを聞きつけてやって来た雲燁が、安瀾を助けようと燃え盛る炎の中に入ろうとするが、消火作業をしている兵士に止められる。安瀾の名を叫び続ける雲燁。火はどんどん勢いを増して燃えていった。

 

 

~大理寺~

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翌朝、土砂降りの雨の中、放心状態で門の前で座り込んでいる雲燁。

何か手に、白く光るものを持つ焼死体が運び出されるのを目にする。雲燁はとっさに駆け寄って見てみると、それは雲燁が安瀾に渡した簪だった。顔にかけられた布を開けようとするが見ることができず手を止める。そして簪を手に取り座り込んで、 もう会えないならなぜ簪を残す? こんな残酷なことをするな 安瀾 答えてくれ 何とか言ってくれよ・・・と言って泣き崩れた。安瀾の名を呼び続ける

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~皇宮~

土砂降りの雨の中、陛下も大理寺に向かおうとしたが、呼び戻されていた。

一人涙をながしている陛下のもとに皇后がやって来て、陛下の身体を心配している。無舌が、安陽公主は安置されました ご遺体は損傷が激しいためお顔の判別もできない と告げる。

陛下は、危険な皇宮に安瀾を閉じ込めたばかりに、こんなことになってしまった と自分を責めている。皇后は 死因が不可解であれば徹底的にお調べください と陛下をいたわった。

 

~雲燁の部屋~

承乾に付き添われて雲燁が部屋に戻って来た。大理寺で何があったのか辛月が承乾にたずねると、承乾は姉上が火事で巻き添えになったと告げる。憔悴しきった雲燁は、手に簪を持ったまま座り込んでいた。

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ススがついた雲燁の手を辛月が拭き取っていると、冷静さを欠いた雲燁が突然 辛月を押して、 君のせいで安瀾は俺と別れて事件を起こした 安瀾が雲家に入れば死なずに済んだのに と罵ってしまう。申し訳なく何も言い返せない辛月。

安瀾が亡くなったことの怒りを辛月にぶつけてしまい後悔する雲燁は、簪を両手でしっかりと握りしめ、俺が悪かったんだ 君は関係ない とだけ言うのがやっとだった。

 

 

~大理寺~

侯君集と承乾が焼け落ちた大理寺の跡片付けをしている。侯君集は承乾に、初めて兵営で安陽公主に会ったことを思いだす と懐かしむ。このような形でお見送りするとは・・と悲しそうな素振りを見せた。

何か不審な点があると感じた承乾が、これは事故ではない と強い口調で言う。承乾は大理寺の後処理を侯君集に任せて、去って行く。侯君集はその姿を黙って見送った。

 

 

~侯君集の隠し部屋~

侯君集は李安瀾が亡くなったので、私の胸のつかえもようやく取れる と言った。だがあの火事は都合が良すぎる、何か分かったら報告しろ と侯君集が陳彪に命じた。

 

 

長安の町~

老夫人から雲燁が居なくなったことを聞き、辛月が町に探しに行く。西の市の屋台にずっと座っている雲燁を見つける。そこは突厥親王との結婚から安瀾を救い出す途中で立ち寄った、二人の思い出の屋台だ。ぼんやり座っている雲燁の横に辛月が座った。

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雲燁は、いたわり合う屋台の夫婦を見て、平凡こそが幸せだな 羨ましい とつぶやく。暫く夫婦の様子を見ていた雲燁だが、家族が待っているわ との辛月の言葉で気を取り直して、家に戻っていった。 

 

 

太上皇の部屋~

呼ばれた承乾は、昨夜の皇宮の騒ぎは何か? なぜ誰もが私を避けるのだ?  と太上皇に問い詰められる。承乾は重い口を開いて、 昨夜大理寺で火事があり、姉上が亡くなったことを告げた。

太上皇は突然のことにショックを受ける。自分の身を案じて、安瀾の死を隠していた陛下の余計な行動に腹を立てた太上皇。さらに承乾が、おじい様はお体を大切にお休みください といたわりの言葉をかけるが、わしに永眠しろというのか? と激怒してしまう。

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太上皇は承乾に出ていけ と大声で命令し、謝りながら承乾は部屋を出て行った。

 

~陛下の部屋~

陛下に呼ばれて雲燁が部屋に入って来た。安瀾が亡くなったことで気落ちしている雲燁は、いったい何の用ですか と投げやりな態度で陛下にたずねる。

陛下は、何者かが私たち父娘の反目を狙っていた だが失敗したため露見を恐れて安瀾を亡き者にしたに違いない 安瀾を陥れた黒幕を見つけよ と雲燁に命じた。

  

 陛下の部屋を出たところで、侯君集が雲燁に近づいてきた。雲燁は侯君集に ご安心しを 俺が黒幕を突き止めます とだけ侯君集に言い去って行った。

 

 

~雲家~

皇后の計らいで皇族ではない雲燁も、安瀾の葬儀に参加できることになり、身支度をしている。雲燁は安瀾との思い出の品々<安瀾の花嫁姿を描いた首飾り・安瀾の母の形見の玩具・焼死体から発見された丸い焼け焦げた盧班鎖・そして 安瀾に渡した簪>を小箱にしまって、静かにカギをかけた。

 

 

~陛下の部屋~

突然部屋に入って来た太上皇。安瀾は大唐の長公主なのに 何故 葬儀がこうも慌ただしく粗末なのだ と陛下と皇后に抗議しに来た。

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公主は大理寺で捕らえられていたため長寧観での葬儀となった と説明するが、納得いかない太上皇はなおも李世民を非難する。娘である安瀾のことを察してやったのか? と太上皇に聞かれ、しつけをしたかったと答える陛下。太上皇は そなたにそんな資格があるのか?そなたのやったことは我らと天地が知っておる、安瀾は当然の扱いを求めていただけだ と大激怒。

すると、私は父上の息子、子をしつける資格がないのは父上に似たからです と反撃した。その言葉を聞きわなわなと怒りで震え始めた太上皇は、血を吐き倒れてしまった。

 

 

【ポイント】

安瀾が亡くなってしまいました~涙涙涙

あの優しい雲燁も、思わず辛月に八つ当たりしてしまいます。当然と言えば当然ですね。承乾と盧寿に辛月を助けてほしいと懇願され、やむを得ず引き受けた辛月との結婚だったのですから・・・辛月も返す言葉はないでしょう。

 

雲燁が 燃え尽きた大理寺の前で、簪を持った焼死体を発見し、うなだれ、そして安瀾の名前を叫ぶ・・・このシーン、何度見ても号泣してしまいます。笑笑

ここに流れている曲が『不會下雨的云』という曲です。ピアノ(もしかしたらエレクトーン?かも)とギターの、スローでしっとりとした曲です。中国歴史ドラマでは琴の曲も多いですが、どちらかと言えば現代的な曲調です。

 

 

 

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