大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 26話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話まで、もしくは23話を参照ください。

公輸木(こうしゅぼく) 墨家の人、安瀾が兄と呼んでいる

田和子(でんわし) 申 というメッセージを残して亡くなった、公輸木の養父

黄鼠(こうそ) 穴掘りの名人、雲燁の店で働くことになった

侯君集(こうくんしゅう) 陳国公、陛下を陥れようとしている

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影

高士廉(こうしれん) 申国公、皇后の叔父

蘇婉(そえん) 皇太子妃

 

 

【あらすじ】

長安の夜の町~

兵士を大勢引き連れている侯君集が荷台を止め、かけられている布をめくって、男(公輸木)の顔を見る。病気がうつったら大変だと雲燁に言われ、それ以上布をめくることを止めた。侯君集は、次から外出禁止時間に外出する際は先に知らせてくれ と雲燁に注意した。

f:id:hanbaiin875:20201122160437j:plain

雲燁達が去ると、侯君集は兵士に 急いで賊を捕えよ と命じた。

 

~侯君集の隠し部屋~

陳彪が、 荷台の男が賊だ と報告した。さらにあの男は 田和子の養子の公輸木、雲燁と墨家はつながっている と説明した。驚く侯君集に、陳彪は雲燁を殺しますか?と聞く。彼らが捜しているのは 申 という姓の兵士、侯君集はあわてるな と陳彪に忠告した。

f:id:hanbaiin875:20201122160604j:plain

雲燁が皇后依頼の仕事をするとかで、店を開くことを話すと、侯君集は陳彪にその店を見張れ まだ雲燁は役に立つ と言った。

 

~七功閣~

矢で足を射られた公輸木が運ばれてきた。公輸木は吏部で見つけた紙切れを安瀾に見せる。玄武門の日の 申姓の兵の名簿だ。吏部の兵士たちに見つかってしまい、雲燁が居なければ今頃殺されていたかも という。雲燁は、吏部に知られたから外には出るなと公輸木に言った。今後は勝手に動くなと二人に忠告した。

 

ー店の中を探ろうと、大きな人形の面をかぶった者が、七功閣の中の様子を探っているー

 

承乾の結婚祝いに何か贈り物をしたいと言う安瀾に、雲燁は良い考えがあると言った。家具を作っている黄鼠に、雲燁は卵白を混ぜる仕事を命じる。ものすごい力で混ぜる黄鼠。泡立てた卵白を使って、承乾に渡すお祝いのケーキを作る。

f:id:hanbaiin875:20201122160654j:plain

雲燁と安瀾の二人は、しばし幸せな時間を過ごす。

 f:id:hanbaiin875:20201122160746j:plainf:id:hanbaiin875:20201122160816j:plain


東宮

婚儀に参加をやめた方が良いのでは?の雲燁の言葉に逆らって、辛月は大丈夫と答えた。雲燁は、安瀾と作ったケーキを持って、辛月とともに婚儀にやって来た。

その場にいた侯君集は雲燁に、皇后の叔父である申国公を紹介する。初めて顔をあわせる二人。申国公は、 朝廷を離れて長いが『神仙の弟子』とのうわさは聞いている と雲燁のことをほめた。

 

婚儀の準備が整った承乾だが、鏡の前で浮かない顔をしている。申国公は承乾を励ました。

f:id:hanbaiin875:20201125220125j:plain

 

皆が見つめる中、 新郎新婦が入場してきた。

承乾は辛月の姿を見つけて、じっと見つめ合っている。その二人の様子を見た太子妃は何かを察する。婚儀は滞りなく終了した。

 f:id:hanbaiin875:20201125220151j:plain

その晩の夜伽で、酔っぱらっていた承乾は皇太子妃の前で、辛月からもらった匂い袋を握りしめて眠ってしまった。

 

 

~七功閣~

雲燁は辛月だけを家に帰らせて、そのまま七功閣に向かった。

待っていた安瀾に、辛月さんのもとにいるべき と言われ、辛月は承乾の嫁、俺はここにいると言う。

雲燁は婚儀で皇后の叔父の 申国公 に会ったと伝える。高士廉(こうしれん)という名で、陛下と皇后を娶せ、陛下の即位後は朝廷から遠ざかっている と報告した。

安瀾は、例の 申 は申国公のことでは思うが、どこか疑問を持つ雲燁。お父様を殺して承乾を傀儡(かいらい)として長孫家が実権を握りたいのでは? と安瀾が言う。

だが、申 の一文字だけで申国公が犯人とは断定できないと、二人は考えた。

安瀾が、田和子が恩人と呼んだ人物は、焼け焦げた『秦王の令牌』を持っていたことを思い出す。雲燁は安瀾に、申国公が不在の時に令牌を捜そうと言った。

 

 

~雲家~

帰って来ると、庭先で熱を出し倒れていたという辛月を、老夫人が看病していた。夫人が雲燁を責める。何か食べるものを用意するため夫人が出ていくと、辛月は、殿下には黙っていてとお願いをする。雲燁は 分かった と辛月の願いを聞き入れた。

 

~朝議~

もうすぐ秋社の時期が来る。蝗害は収まったがまだ不安定な民心を落ち着かせるにはどうすべきか皆で話し合っている。陛下の問いかけに皆口をつぐみ、一斉に雲燁の顔を見て、助けを求めてくる。

自分が師匠と行った小さな国では 感謝祭 と呼び、神や土地だけでなく、親・師・友人などすべての人と物に感謝するという行事だったと説明する。両手でハートの形を作って雲燁が歌を歌いだした。

 f:id:hanbaiin875:20201125220235j:plain

戦功のある老臣を祭りにお招きして陛下の人徳を示す、さらに皇家が町で五穀を配り民からの招待に応じ喜びを分かち合ってはどうかと雲燁が提案した。陛下も雲燁の話を聞き、その感謝祭なるものを開催しよう と了承。侯君集も雲燁の案をほめた。

承乾がその感謝祭を取り仕切ることになった。

 

朝議の後。おじいさまは安瀾が亡くなってから父にも自分にも会おうとしないことに承乾は悩んでいる。この秋社で太上皇が参加してくれれば一番良いのだが、と承乾が言うと、雲燁は 太上皇と同年代の申国公に頼んではどうか と提案した。

 

 ~皇后の部屋~

皇后と申国公が話していると、承乾が入って来た。承乾が、今回の秋社では雲侯爵の案で敬老の宴を開くことになった 功臣の方々を招く式典を行う予定だ と説明する。お祖父様にも参加いただきたいのだが、その説得を大叔父上に頼みたいと言う承乾。

f:id:hanbaiin875:20201125220334j:plain

この秋社を何としても成功させたい承乾の気持ちを汲んで、申国公は 試してみよう と言った。

 

~七功閣~

雲燁が、秋社には申国公もきっと参加するだろうと、と安瀾と公輸木に伝える。その時に忍び込むのではなく、堂々と正門から入って行くのだ、と言う。雲燁は何か案を考えている様子だ。

 

 

【ポイント】

二人でケーキを作るシーン、ほのぼのとして幸せに包まれています。 

安瀾のテーマ曲で『莫问明天』という曲です。

バラード調のしっとりとした曲です。安瀾が突厥に嫁ぐときに流れていました。以下日本語訳です。

 

もう一度 振り返る

初めってあった日のことを

愛し合った記憶が まぶたに浮かんでくる

手にした簪には

あなたのぬくもりが残る

私たちの明日はあなたが壊してしまった

回廊をさまよい

黙って満月を見る

同じ窓辺に立つ 同じ雨の日に

思いでは風に吹かれ

あなたの誓いも散らしてしまった

あなたのくれた愛は 昨日にのこったまま

聞かないで

結い上げた髪と

赤い衣装が 誰のためかを

思い出の扇を置き 玉のすだれを開ける

その時見たいのは 誰の顔?

この結婚は誰のため?

誰の思いを遂げるため?

聞かないで

赤い蝋燭(ろうそく)が

誰のために燃え

赤絹を誰と持つかを

高らかな誓いの言葉

私は誰の前にいるの?

花も月もこんなに美しいのに

あなたの誓った永遠は

ついに叶えられなかった 

 

 

 

朝議で雲燁が歌いだした時に、魏徴が一人声高らかに笑い出しました。この人、なかなか面白い人です。はじめは、気難しくて嫌な人かな?と思っていましたが、話が進むにつれておちゃめな部分が現れてきて、とてもいい味を出しているなと感じます。

f:id:hanbaiin875:20201125220425j:plain f:id:hanbaiin875:20201125220447j:plain

f:id:hanbaiin875:20201125220509j:plain



 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

以降も頑張って更新していきます。