大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 27話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話まで、もしくは23話を参照ください。

李淵(りえん) 太上皇李世民と一時和解をしたが、安瀾の死によって険悪な関係に戻った

高士廉(こうしれん) 申国公、皇后の叔父

老婆 陳彪が世話をしている目の不自由な老婆

侯君集(こうくんしゅう) 陳国公、陰で雲燁の命を狙っている

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影

侯小妹(こうしょうまい) 侯君集の娘、承乾のことが好き

 

【あらすじ】

太上皇の部屋~

夜に申国公が会いに来た。太子に頼まれて秋社の式典にご臨席してほしいとお願いに来たのだ。太上皇は、病を抱えていることを、秋社に参加しない理由にしようとしている。申国公は玄武門での戦いのことを持ち出して、 太上皇様が優柔不断であったため、最悪の事態になった あなたには陛下を追い詰めた責任がある と言う。太上皇は、子を二人失ったのは朕で、世民ではない と言い返す。

申国公は、過去の終わったことをいまさら掘り返しこれからの若者たちに担わせてはいけないと進言した。跡を継ぐのは承乾だ と。

 

後日ー

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皇太子と皇太子妃の二人が外で跪いている。やっと許しが出て二人は太上皇に会うことができた。

そして、秋社に太上皇が主席することになった。

 

 

~老婆の家~

陳彪は目の悪い老婆のところに手土産をもって会いに来た。陳彪は自分は義理の息子だから遠慮することないと、老婆に告げる。実の息子だったらよかったのに との老婆の言葉に口をつぐむ陳彪。自分を実の息子と思ってくれと、優しい言葉をかける。今の仕事が片付いたら一緒に長安を出ようと提案する。静かに暮らそう、頑張って親孝行するよ という。その言葉を聞き涙をながして喜ぶが、亡くなった息子が眠っているこの場所を離れたくないという老婆。陳彪は、また会いに来るよと言って立ち去ろうとする。と、その老婆が、昨日 侯将軍という優しくて偉い人からお水のお礼にもらった と言って、陳彪にお金を渡そうとする。

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いったんはお金を受け取るが、陳彪はまたそのお金を台の上に残して去って行った。

 

 

~侯君集の隠し部屋~

侯君集は陳彪に雲燁の様子を聞く。雲燁は東宮に出入りをして、秋社の準備をしていると答える。雲燁は高士廉の屋敷を調べに行くだろうから、お前は高府に潜り込み雲燁が来たら始末しろと陳彪に命じる。そうすれば、間違いなく高士廉に罪を着せられると。

 

 

~秋社祭~

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陛下・皇太子が中心となって秋社の感謝祭が行われる。

 

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太上皇・陛下・皇后他、大臣たちも並んだ宴の際、承乾が陛下に一献を捧げる。陛下はそれに応える。

陛下が皇后に目配せして、ふたりが太上皇に一献をささげる、と声をかけるが、太上皇は何も答えない。その場に緊張感が走った。

 

 

~とある場所~

太子は馬車でどこかへ向かっている。道の途中で突然 小妹が飛び出してきて道をふさぐ。馬車から降りてきた承乾に近づき、抱きつく小妹。どうしても承乾に会いたくなり侍女にお願いしてここまでやって来たのだ。承乾は自分の馬車に乗せ、とある場所に連れて行き小妹をかくまった。

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~皇宮~

皇宮に向かっていた高士廉の乗った馬車の車輪が突然外れた。板に足を挟まれ痛がっている高士廉に手を差し伸べてきた御者は、陳彪だった。その後皇宮に運ばれ治療が施された。

太医は足を骨折しているので歩けるようになるには最低100日かかるというが、雲燁は7日で大丈夫だという。皇后は雲燁に10日で治すように命じた。

 

~申国公の屋敷~

雲燁が、侍女に扮した安瀾を連れて、申国公の治療にやって来た。一人で薬の調合をすることを許可され、案内係に連れられ一人安瀾は厨房へと行く。

案内係が去ると、安瀾はそこから別の部屋へと移動し令牌を捜し始めた。

その様子を物陰から見ている人がいる。安瀾が令牌を見つけ懐にしまうと、この屋敷の使用人に扮した陳彪が現れ、戦いが始まる。

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安瀾は見つけた令牌を落としてしまうが拾うことなくそのまま部屋から出て行った。

陳彪は床に落ちている令牌を拾って自分の胸元に隠した。騒ぎを聞きつけてやってきた別の見回り達に 取られたものは何もない と嘘を言った。

 

その頃ー

雲燁は申国公の足を石膏で固める。松葉づえを渡して歩き方の説明をしている。

 

薬の調合を終えて戻って来た安瀾は雲燁と目配せをする。雲燁は申国公に これは秘宝の薬だと言って渡した。

その時、賊が侵入してきた との知らせが申国公のもとに入る。

雲燁と安瀾は治療を終えて、そのまま屋敷を出て行った。

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~馬車の中~

安瀾は、令牌は書斎の引き出しにあった、でも腕の立つ見回りと戦いになった事を雲燁に話す。その男は、首元に深い傷があったので武芸達者か負戦場帰りの兵と説明した。

雲燁はこれでいい、目標達成、あとは陛下に任せる と言った。

 

 

~申国公の屋敷~

申国公は、賊が忍び込んだのは書斎だと聞く。金品目当てであれば書斎ではなく金庫を狙うはず、どうやら普通の賊ではないようなので、あとで部屋をよく調べるように と命じた。

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 それから皇太子殿下が、昨日覆面の女を西の民家にかくまったとの報告を聞く。顔は見えなかったが、殿下と親しげな様子だったと。それを聞き申国公は、引き続き太子殿下を見張るよう命じた。

 

~陛下の部屋~

雲燁が深夜にやって来た。以前安瀾から聞いた話だが、安瀾に嘘の情報を吹き込んだ人物は、秦王の令牌を持っていたと言う。昨日 申国公の足の治療をするため屋敷に行った際に、その令牌を見たと明かした。

陛下は、その令牌の持ち主は4名:申国公 高士廉、陳国公 侯君集、左衛大将軍 程咬金、右武侯大将軍 尉遅恭 だ。4つの令牌はすべて同じものだ と言った。

雲燁は、黒幕の令牌は黒く焼け焦げた跡があるらしいので、四人に確認してくださいと、陛下にお願いした。

陛下は4人に令牌を携えて皇宮に来るよう命じた。

 

~侯君集の隠し部屋~

侯君集は陳彪が雲燁を始末できなかったことにひどく怒っている。想定外なことがあっため、と弁解するが聞く耳を持たない侯君集。雲燁を狙っていたところ、連れが高府の書斎でこの令牌を捜していた と明かし、持ち帰った 秦王の文字が書かれた令牌 を見せた。侯君集は高笑いする。

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皇宮より使いの者がやって来て、令牌をもって参上せよとの命を侯君集に伝えた。侯君集は、自宅にあった焼け跡のある令牌は火鉢の中に入れ、陳彪が持ち帰った令牌を携える。ー陳彪は火の中に投じられた侯君集の令牌をじっと見た

 

ー申国公の屋敷では、

陛下より参上する旨の知らせを受け、申国公が令牌の箱を開けてみると、中は空っぽだった。

 

 

~七功閣~

雲燁は安瀾と公輸木に陛下とのいきさつを話す。今夜その4人が参内するので不審な令牌を持つ黒幕が分かるはずだと。

 

 

~陛下の部屋~

4人が令牌を携えて集まった。新しい令牌を作ったので古い令牌を返してほしいと陛下が説明した。

 

一人ずつ陛下の前に行く。まず尉遅恭が箱を渡し、陛下が箱の中の令牌を確認し新しい牌を渡した。次は、程咬金の箱にも令牌が入っていた。三番目に、侯君集の箱にも令牌が入っていた。

最後は申国公が陛下に箱を渡す、ゆっくりと陛下が箱を開けた。

 

 

【ポイント】

 陛下と太上皇、玄武門の戦いのとき以来確執があったのですが、雲燁の計らいで中秋節に一時和解しました。ところが、安瀾が亡くなった時の葬儀に関して、また意見の相違があり険悪な雰囲気になってしまったのです。う~ん、それぞれの立場もあるのでなかなか難しいようです。

中国ドラマを見ていて感じるのですが、親を敬うということがごく当たり前、そして至上のことと考えられており、そのことが随所に現れてきます。良い親であれば素晴らしいのですが、そうではない場合も多々あり・・それが反対にドラマを面白く(ややこしく)しています。

 

陳彪 役の俳優さん、後半にかけてじわじわと出てくる場面が増えてきました。調べても名前が分からなかったのですが、とても演技力のある素敵な俳優さんだなと感じます。言葉は少ないですが、目の表情で演技のできる実力派。実際に演技を見て楽しんでもらいたい俳優さんの一人です。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

以降も頑張って更新していきます。