大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 22話あらすじ

 【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話までを参照ください。

蘇婉(そえん) 文官である蘇亶(そたん)の娘

侯小妹(こうしょうまい) 侯君集の娘

李泰(りたい) =魏王、承乾の弟、野心家で兄に対抗している

侯君集(こうくんしゅう) 兵部尚書、陛下に敵意を抱いている、

魏徴(ぎちょう) 宰相

玲瓏(れいろう) 安瀾の侍女、安瀾を姉のように慕っている

公輸木(こうしゅぼく) 墨家の男、安瀾が兄と呼んでいる

黄鼠(こうそ) 穴掘りの名人

長孫沖(ちょうそんちゅう) 長孫無忌の息子、承乾・雲燁の友

秦懐玉(しんかいぎょく) 秦将軍の息子、足を怪我して雲燁に義足を作ってもらった

孫神医(そんしんい) 医者

 

【あらすじ】

~陛下の部屋~

皇后は、王公や大臣の未婚の娘の名簿を陛下に見せる。陛下は蘇婉(そえん)という名の一人の娘に注目する。しかし皇后が、承乾は侯小妹が好きだと言っていたことを伝えると、太子妃は文官から選ぶ方が良い と陛下がいう。さらに侯君集は慎ましく見えて野心家なため、承乾はいいように踊らされてしまう 太子は軍とは距離を置くべきだ と言った。軍権に近づけば、朕の立場も危うくなる との陛下の言葉に、皇后は納得した。

 

~大理寺~

 安瀾のところに丸い玩具をもって雲燁がやって来た。雲燁が安瀾に見覚えがあるか と聞く。知らない と答える安瀾に、雲燁が焼こうとするそぶりを見せる。すると安瀾は ダメ待って と止める。

暗殺を指示したのは誰だ? この玩具は墨家の盧班鎖(ろはんさ)だ、君に指示したのも墨家の人間か? と雲燁が聞く。ところが安瀾は、墨家とは関係ない と嘘を言う。雲燁は あと8日で俺は斬首刑になるのだから、徹底的に調べる と言った。

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生死を共にすると陛下にも言った 君がいないと俺の未来はないんだ との雲燁の言葉が安瀾の胸に響いた。

 

~朝議~

蝗害で魏王が長安の町で大活躍したことを、魏徴が陛下に報告する。陛下も魏王をほめた。承乾も、自分の一年分の俸禄を民に与える と申し出、それを聞き陛下は、今後の蝗害の救済は太子に任せる と言った。さらに魏王には、突厥との戦いの指揮をとらせる と言った。やる気十分な魏王の言葉を聞き、承乾は不安な様子。言い返そうとする承乾に、侯君集は落ち着かれよと目配せをした。

朝堂をでたところで、出征を命じられて得意げな魏王が承乾に声をかけてきた。

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お株を弟に取られてがっかりしている承乾に、兄上も蝗害対策にご尽力下さい 凱旋した暁には父は私をほめるだろう、そうすれば兄上の立場があやうくなるだろう と言葉を残しほくそ笑み去って行った。

魏王の言葉を聞き落胆している承乾のところに、侯君集が来た。魏王が出征し朝廷からいなくなり陛下の前にいるのは殿下のみ、何も恐れることはない と言葉をかけた。

 

 

陛下が出陣の際に羽織った上掛けを、皇后が出征する泰に渡した・・このことを承乾は耳にし、ふてくされてしまった。

 

 

~朝議~ 

甲羅に『上の者の不孝で、凶事が蔓延す』と文字が彫られている亀を陛下が見る。蝗害はさらにひどくなり、神のお告げだと信じた民の不安が、増してきていることを文官が報告。蝗は神の虫、神がお怒りになったと言う。慣例にならい祭天の儀を行い、罪己の詔を出してはどうか? と進言する者や、先の安陽公主の大逆無道の行いが天を怒らせ蝗害を招いたのであれば、許すことはできない極刑に処すべきだ とまで言い出す者が出てきた。

少し思案して決断をした陛下は、5日後に祭天の儀を行うと宣言。自省して罪己の詔を読み上げよう、これは朕の罪だ と言った。

魏徴は 陛下が罪をかぶるのは間違っている 災害は今後も起こり得る と言うが、陛下は、蝗害が収まらなければ公主に白綾(しらあや)を渡すとしよう と言った。

 

その言葉で皆、納得をした。

 

 

~大理寺~

承乾が捕らわれている安瀾に会いに来た。守れず申し訳ないと謝る承乾に、会いに来てくれたことを喜ぶ安瀾。しばし姉弟で語り合う。

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父上は姉上を犠牲にするやも、との承乾の言葉に、そうだとしても何も言えない と答える安瀾。私がどうなろうと太子でいるのよ 明君になると信じている 私の話を忘れないで、と安瀾は承乾に言葉をかける。その言葉を胸に承乾は牢を出て行った。

 

 安瀾は玲瓏(れいろう)に、公輸木に急ぐように と伝えてと命じた。

 

 

公輸木と黄鼠が、土を掘って大理寺まで穴を掘ろうとしている。そこに玲瓏が来て、急いでほしいとの安瀾の伝言を伝えると、公輸木は順調だ と伝えた。

 

 

長安の町~

町では食べ物を求めて民が騒ぎ立てている。

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雲燁は、子供たちが蝗を焼いている姿を見た。

 

被災民に食事を与えている承乾のところに、雲燁がやって来た。亀甲に関する話を聞いたと。雲燁は、辛月も安瀾も助けられずそれでも太子か?陛下の決断は俺が何とかすると強い口調で言う。罪己の詔を出すが、蝗害が続けば姉上に・・自害を賜る との承乾の言葉を聞き、雲燁は驚愕して言葉を失った。

 

 

~陛下の部屋~

雲燁がやって来た。公主を操っている人物の捜索には、公主が必要だ と雲燁が言う。

蝗害が続くなら陛下の罪己の詔も、公主の命も全部無駄になる 俺が蝗害をが終わらせる と強い言葉を言う。

その言葉に陛下は驚き、蝗害は天災だ 今までのようにはいかない と注意する。雲燁は、自分の首をかける 蝗害を収束出来たら大赦を行ってください と願い出る。にわかに信じがたいが、陛下は了承した。

 

 

長安の町~

被災民に炊き出しをしている承乾のところに、雲燁がやって来た。蝗害を解決し姉上助けたければ手伝え、と雲燁がいう。了承した承乾は、長孫沖、秦懐玉と共に四人で畑へと向かった。

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雲燁が一匹の蝗を捕まえ、俺の村では蝗はごちそうだ という言葉に唖然とする三人。

 

大きな蝗の銅像の前に集まった民に、雲燁は先程集めて調理した蝗を、天の恵み 栄養豊富で滋養強壮に聞く食べ物だ と皆に教える。不審に思う民の前に孫神医が現れ、蝗は百利あって一害なしの健康食品だ と説明し蝗を食べてみせた。

ーそこに皇太子殿下が現れるー

集まった民の前で雲燁に勧められ、承乾も恐る恐る蝗を一口食べてみると・・・手が止まらなくなった。

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本当に食べられる美味しいぞ と皆に言う。それを見た民も、我先にと蝗を食べ始めた。

 

 

~祭天の儀~

陛下が蝗害を鎮めるための祈りを捧げた。

その後、雲燁が調理をし皿に盛られた蝗が、皆の前に並べられた。まず陛下が一口味見し、つられて魏徴も食べる。疑っていた大臣たちも一口食べ始め、皆そのおいしさに満足。魏徴はおかわりまで要求する始末だ。雲燁と承乾は顔を見合わせて一安心した。

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陛下は、天の恵みに感謝します と声高らかにたたえた。

 

 

~陛下の部屋~

被災民も落ち着き、蝗害も落ち着いた。

雲燁は民のことを考えてくれた 承乾も一生懸命に力を尽くした と陛下は二人を称賛する。承乾も落ち着いてきた との陛下の言葉を聞き、皇后も安心した様子。

 

 雲燁は侯爵に封じられ、朝堂の出入りを許可されることになった。

 

【ポイント】

蝗(いなご)って食べられるんですか?!嘘だろっ!!と思ったのですが、調べてみると、日本でも一部の地域で佃煮にして食用しているとのこと・・・

 

食味は一般的な佃煮と同じく甘辛く、わずかに緑茶の茶葉のようなさわやかな風味もある。歯ごたえは小エビに似ている(wikipedia より)とありました。

 

もちろん中国でも、素揚げ・炒め物等で食用されているようです。

 

この話では、祭天の儀で魏徴が蝗を口いっぱいにほおばり、おかわりするところが爆笑でした。

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なかなかおちゃめな宰相ですね。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

以降も頑張って更新していきます。