大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 28話あらすじ

【登場人物】

 雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話まで、もしくは23話を参照ください。

高士廉(こうしれん) 申国公、皇后の叔父

侯小妹(しょうまい) 侯君集の娘、家を抜け出し承乾に会いに行った

李淵(りえん) 太上皇

孫神医(そんしんい) 医者 

老婆 陳彪が世話をしている目の不自由な人

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影

侯君集(こうくんしゅう) 陳国公、雲燁の命を狙っている

 

 

【あらすじ】

~陛下の部屋~

最後に申国公の箱を開け中を見た陛下。何も言わず新しい令牌を渡した。陛下の様子を見て不思議な顔をした侯君集。

 

~七功閣~

屋根の上に上った雲燁と安瀾が馬車が3台、皇宮の門から出てきたのを見た。残ったのは高士廉だ、どんな処分が下されるか明日陛下に聞く、と雲燁が言った。もう降りようという安瀾に、雲燁はもう少し居ようと言って、しばし二人の時間を過ごす。

 

~陛下の部屋 続~

他の三人は帰り、申国公のみ陛下の部屋に残った。

申国公は今朝屋敷に賊が入り書斎が荒らされ令牌を盗まれてしまったと話す。ずっと保管されていた令牌が急になくなり、盗んだ者の動機が分からないと言う。

陛下は 安陽公主を陥れた人物を捜すよう雲燁に命じ、焦げた令牌を持つ者が犯人だ と明かす。陛下は令牌がなかった申国公を疑うが、申国公は焼けこげた令牌など知らない、まして安陽公主の顔も見たことないと言う。

 

ー申国公は玄武門での戦いの時、秦王(李世民)と太子軍(李建成)は共倒れになるだろうと思い、承乾を擁立くださいと陛下(李淵)に願い出たー と過去の話をした。

 

もし陛下があの政変で殺されていたら承乾を守るしか一族を守る手がなかった 若蘭殿が亡くなった時も太上皇の側にいた 若蘭殿に敵意はなく私の願いは承乾の擁立のみだった と申国公は陛下に話した。

話を聞き納得した陛下。

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三人の前でそなたの顔を立てて黙っていたが、焼けこげた令牌を持っている者が安瀾をそそのかして朕を殺害しようとしたものであると明かした。陛下は、真相がはっきりするまで皇宮にいてくれ、その者を油断させられる上、そなたを守ることができる と申国公に言った。

 

 

 ~承乾が小妹を囲っている家~

太子殿下に合わせて下さいと騒ぐ小妹。突然賊が押し入り小妹を殺そうとする。助けに入った承乾が、誰の差し金だ?と聞くと、申国公の侍衛だと答える。国公は殿下のことを心配しているのです と説明するが、その男は承乾に刺されてしまう。

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承乾は誰にも知られないように馬車を呼べと命じた。

承乾は小妹を悲田坊の孫神医のところに連れて行く。孫神医に今夜が峠だろうと言われるが、ここにおいて守ってほしいとお願いした。

 

 

~陛下の部屋~

雲燁が昨晩のことを聞こうと陛下に会いに来たが、寝ていると言って追い返される。帰ろうとしたところに皇后が現れ、昨晩は高士廉と語り明かしたと聞く。高士廉の治療も太医に任せるので心配ないと言われた。

 実は、陛下は寝てなどおらず、陛下は雲燁を追い返すよう皇后に命じていた。申国公も見つからないようにするのだと、併せて皇后に命じた。

 

ーその時突然、太上皇が危篤との知らせが入るー

 

~七功閣~

陛下に会うことができず帰って来た雲燁。申国公が皇宮にしばらくいることは聞いたが、捕えられた様子でもなくどこか腑に落ちないと安瀾に話した。

 

ー突然、皇宮に参上せよとの知らせが入るー

 

 

太上皇の部屋~

目も見えなくなってきている李淵の側に陛下が駆け寄って来た。太上皇は意識もうつろになっている。陛下は皆を下がらせ、二人になった。

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太上皇は「気がかりはそなたの弟のことだ、弟を恨むな・・建成・・」と世民に語りかける。

 

太医のほかに雲燁も呼ばれ、部屋に入って来た。雲燁が太上皇に、 安瀾が生きています、連れてきましょうか? と耳元でささやくが、小さく首を横に振った。呼ばれた孫神医も太上皇を診るも、虫の息だった。

陛下の呼びかけに少し目を開けたが、そのまま静かに眠る。

太上皇崩御した。

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息を引き取った後に、皇后と承乾が部屋に入って来た。


 

亡くなった太上皇の世話をするため、雲燁と侍女に扮した安瀾が入って来た。陛下と皇后に、今から極楽に行ける儀式を行うと説明し、皆を下がらせた。

 

安瀾は亡くなった祖父の手を取り 泣いた。

 

 

~悲田坊~

孫神医からの伝言を弟子に伝えるため、辛月がやって来た。部屋に入ると小妹が横になっている。そばには黒い上着が置かれてある。

 うたた寝をしていた弟子が起きて、この娘は今夜が峠だ、薬をあげないといけない、と言う。辛月は疲れている弟子に、あとは私が世話をするからと言って、弟子を帰らせた。

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辛月が世話をしていると、小妹が太子殿下の名を呼ぶ。辛月は小妹に、急な用事で皇宮に行ったがまた戻ってくる、と優しく声をかける。

小妹が 本当は私もあなたと同じ、自由になれない とつぶやく。朝になったら陛下に太子殿下とのことを話す、幸せを手に入れたい と言う。

それを聞き辛月は、そんなことをすれば廃されてしまう、殿下は望んでいない と反論する。自分勝手な小妹の言葉に辛月は怒りを覚える。承乾からもらったという腕輪を見せ、殿下は私を愛しているのよと得意気に話す。

辛月は持っていた薬を飲ませることなく台の上に置いた。辛月は、血を吐き苦しんでいる小妹を助けることなく、わなわなと震えて座り込んでしまった。小妹は動かなくなった。

 

 

~老婆の家~

夜中に突然、陳彪がやって来た。これは俺の命より大切なもの、見つからないように保管していてほしいと、 侯君集の焼けた令牌 を渡した。老婆は分かった、と言って仏像の下に隠した。

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~侯君集の家~

娘の様子が気になり小妹の部屋に入ってみると、そこにいたのは侍女だった。小妹はどこに行ったか分からない。侯君集は皆に小妹を捜せと命じた。

 

 

 

 

 【ポイント】

 驚きの展開が二つもありました!!

 

一つ目は、あの優しい辛月が、苦しむ小妹を助けなかったことです。廃位されてもかまわないから自分の愛を貫きたいという小妹も、ちょっと危ないですが、皇太子の地位を守りたい・そして小妹に嫉妬したのでしょうか?・・・苦しんでいる小妹を見殺しにしてしまったことです。

 

二つ目は、陳彪が侯君集の令牌を隠し持っていたことです。申国公の令牌が手に入った時、侯君集が自分の令牌を火に投げ入れたはずでしたが・・・陳彪はそれを取り出して隠し持っていたのですね~ 拍手です!!

今後の陳彪に大注目ですね。

 

 

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