大唐見聞録 36話（最終話） あらすじ

【あらすじ】

～朝堂～

 

父子での一騎打ちが続いた。

父に殴られた承乾が床にたたきつけられる。その程度の技量では朕の子と言えない　との陛下の言葉に、冷酷な父親などこっちから願い下げだ　と言い返す承乾。

その時、安瀾が走って来た。皇后様がこん睡状態だ　と。

承乾が幽閉したことによって、悲しみのあまり倒れてしまった皇后陛下。安瀾がすべての黒幕は侯君集だと明かしても、認めようとしない承乾。陛下は承乾を監禁せよと命じた。

 

～城門～

常何将軍を殺した侯君集は、兵を率いて城門へと攻めてきた。辛月に会わせてくれと叫ぶ承乾のまえに、剣を向けられた辛月が連れてこられた。

承乾は侯君集に、小妹を殺したのは辛月ではなく高士廉の配下だ、辛月とは関係ない  と真実を明かす。

命を差し出せば辛月を助ける と言う侯君集の言葉を聞き、 辛月を助けてほしい と陛下に泣きつく承乾。だが、どうしようもできない。

辛月は、強く生き抜いて　と承乾に向かって叫ぶ。そして、自分にあてられている首元の剣で自害してしまう。承乾は、辛月の名を叫んだ。

 

侯君集は李世民に向かって、　お前が譲位するまで、雲家の者を一人ずつ殺していく　と脅した。

～陛下の部屋～

陛下を中心に、侯君集の大軍に打ち勝つ策を話し合っている。雲燁は、南門に爆弾を埋めそこに敵軍を引き込もうと提案した。

夜になりー

手紙を書いていた安瀾のもとに雲燁が来た。　雲燁が安瀾に、君は俺が守る　と言葉をかけると、そのまま安瀾は目を閉じて眠ってしまった。あらかじめ雲燁が、安瀾を眠らせるように仕掛けをしておいたのだ。

安瀾の書いた手紙には、こう書かれてあった

雲燁

この簪を通して私たちは知り合った

辺境から長安に来て　苦楽を共にしたわね　

生死をさまよったり　承乾に手を貸したり

闇夜の中　輝く蛍を見た

この世で　私を幸せにできるのはー

あなただけ

お祖母様を助け出すわ

あなたを危険な目に　遭わせたくないの

この簪は預けておく　戻ったら返してもらう

『さよなら』　は言いたくない　別れじゃないから

ひと言だけ言うわ　雲燁

愛してる

雲燁は安瀾の書いた手紙だけ自分の胸にしまって、簪は眠っている安瀾の手に返した。

そして、静かに部屋を出て行った。

～侯君集の軍営～

夜になって軍営に忍び込み、宿舎を爆破させた。侯君集は死んだ、投降者は命を取らない　と雲燁が叫ぶが、殺したと思っていた侯君集は生きていて、彼の前に現れた。

雲燁は突如開き直った態度に出て、侯君集に別の取引を提案。攻撃の際に、自分を縛り付けて門を開けさせてはどうか？と言ってきた。その見返りに、家族の命を助けてほしい、と言った。

～陛下の部屋～

侯君集が昨晩から雲家の者を一人ずつ殺さなくなったことに疑問を持つ。そこに安瀾がやって来た。　何が起きても計画通りに敵を誘い込め　との手紙だけ残して雲燁の姿がないと言う。

その時、　侯君集が雲侯爵を盾にこちらに来た　との急報が入った。

～城門～

一つ数えるごとに1刺し、門が開かなければこの者の首が飛ぶぞ　と脅す侯君集。侯君集が3刺しした所で、安瀾は陛下に剣を向けて開門を迫る。すると陛下は南門を開けろと命じた。

南門に侯君集の兵が続々とあつまって来たところで、爆発が起こる。

 

陛下の軍と侯君集の軍の戦いが始まった。

安瀾は捕らえられている雲燁を助ける。その様子を見た侯君集が、安瀾を刺そうとこちらに向かってくるのが見えた。安瀾を助けようと、雲燁が侯君集を刺す。が、同時に　雲燁も侯君集の剣に刺され、倒れてしまった。

侯君集は息絶える。

安瀾は、倒れた雲燁を抱きかかえ、

『死んではダメ　一人にしないで　私と子供を見捨てないで　死なないで』

と泣き叫んだ。

 

～現代にタイムスリップ～

遺跡発掘現場の、誰もいない暗く狭い部屋で、現代の服装をした雲燁？（雲不器？）が目を覚ます。

　

手に落ちてきた簪を、壁の女性像の頭に挿す。後ろの石の扉が開き中へ入ってみると、そこには埃をかぶった大唐時代の見覚えのある品々。

『大唐　雲侯爵の墓』と書かれた棺を見つけたところで、石の扉がぴたりと閉まってしまった。　　

【エピローグ】

黄鼠が小さな男の子に、純金の鼠の像を見せる。

老夫人、小南（？）、黄鼠、安瀾が集まり、雲燁との間に生まれた男の子の3歳の誕生日を祝っている。

安瀾は天国の雲燁に、

私たちは幸せよ　会いたいわ

と心の中でつぶやいた。

 

～大唐見聞録　皇国への使者～　終了

【ポイント】

 ついに、悪の根源　侯君集　が亡くなりました。

同時に、雲燁まで亡くなってしまいましたね～涙涙

？？？ 

急に場面が、現代の発掘現場に戻る　　と、言うことは

雲燁（雲不器）は長い夢を見ていたのでしょうか・・・？

さらに、雲燁の墓を見つけた現代の雲不器は、石の扉が閉じてしまったので、出られないですよね。と言うことは、雲不器もここで死んでしまう？？　のか・・（詳細不明）

これは中国ドラマならではなのでしょうか。

日本のドラマであれば多分、現代に無事戻ってきて『あれは夢だったのだろうか？』と思いながら日常生活に戻って行く設定のような気がしますが。そこは　謎？を残したまま終了と相成りました。

中国ドラマでは、ラストに向かって登場人物が続々と亡くなってしまうドラマも多いです。中国ドラマあるある　です。

ところで最後に、黄鼠に渡す約束をしていた 例の　純金の鼠の像  、雲燁はちゃんと用意していたようですね。画像が荒くて少しわかりにくいですが以下↓↓　のものです！

若干、間延びしたような　じぇりぃー？！ですが、最後に笑いで終わりとなった、楽しいドラマでした。

これは、トムとジェリーの本物のジェリー↓↓　です。可愛い

 

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。