白華の姫 56話『冷宮の記憶』
【あらすじ】
~青竹苑~
家の中には誰もいなかった。
寝台には『山河志』と、血の付いた布が残されている。
外で気絶させられていた婦人が、奥様が出産した と話す。
多くの官兵が来て赤子を奪い、気がつくと二人はいなくなっていた。皇宮にもどる と聞こえたと。
皆は急いで皇宮へと向かった。
〜暗い部屋〜
目覚めた容楽は、ここが何処なのか、そして子供がいないことに不安を感じた。
〜皇宮〜
敵討ちをしないことを、母:苻鴛にとがめられる。だが、これまで母のしてきた事、自分がさせられてきた事に、意味を見出せない。
容楽は、自分が守ると宣言。
20年前の屈辱を根に持っている母に、ほとほと嫌気がさし、敵討ちはしないと主張した。
〜孤寒宮〜
部屋を飛び出した容楽は、庭で容斉と会う。
信じたかったが、また騙されたと思った容楽。
皇太后のお呼びで容斉が去って行ったあと、容楽は頭痛がして、断片的な記憶が戻って来た。
武術の稽古をしている侍女の姿の自分がいる
男の声が聞こえてきた
私は北臨帝に 一族を殺された お前を救い
西啓の この冷宮で お前に武術を仕込んだ
敵を討ちたければ 私に従うのだ
今後 お前は 西啓の長公主 容楽だ
<容斉の回想>
冷宮の塀を登った容斉は、初めて侍女の漫を見た。
意気投合した皇子と漫は、楽しい時間を過ごす。
そして生涯を誓い合う仲となった。
その後ー
冷宮にいる公主を迎えに来た容斉は、そこに漫がいることに驚愕。
母と林申の仕業と知った容斉は激しい怒りを覚えた。
漫は、林申に武術を仕込まれ、容楽に扮して敵討ちを命じられていた。
だが、真の敵は皇太后だと知る。
漫は容斉の事も仲間だと誤解する。
すべてを知った漫を生かしてはおけないと考えた皇太后。逃げようする漫に、容斉の命を盾に脅しをかける。
天命の毒を取り出し、判断を迫った。
ここから逃げるように必死に訴える容斉。
だが漫は、容斉を助けるため、自ら天命の毒を飲んだ。
容斉は漫をここから逃がすために、剣と服そして お菓子を枕元に置いた。
記憶が消されて目覚めた漫は、耳に残っている言葉通り、とにかく逃げた。
〜陛下の部屋〜
容斉は、身を案じて薬を飲まそうとする母の手を遮り、最期の抵抗をする。
倒れた容斉を残したまま、皇太后は部屋を出て行った。
~孤寒宮~
別々で皇宮に潜入していた項影と湘(痕香)は、冷宮に食事を届ける。
部屋に子供はおらず、容楽が一人でいた。
姉に、項影と逃げるよう促す湘。自分は後から逃げると。
ところが湘の子供も行方不明である事がわかる。
外から男の声がして、3人は身構えた。
【感想】
★はじめまして こんにちは
いつも ありがとうございます
はなこ です★
56話で、容斉と漫(容楽)の関係が全て明らかになりましたね。
苻鴛・林申は、漫(容楽)と湘(痕香)が秦家の娘と分かっていて、敵討ちをさせる駒にしたんですね。
いやぁ~それにしても ものすごい苻鴛の恨みですね。かれこれ20年越しですか??
そのパワーをもっと違うところで発揮していれば、大帝国でも築けただろうに。
そして、ずっと付き合ってきている林申の、苻鴛に対する想いも、すごいものがありますね・・・かなりの粘着気質。
↑↑ っていうぐらいですから。苻鴛にぞっこんなんですね。
確実、最後に捨てられちゃいますよ(笑)
★どうしても林申の顔見てると、トッポジージョが思い浮かんできます。並べてみると、似てるとは言えないのだけれど・・
虚ろな目と、ぷっくりした頬のせいでしょうか??
ご存知の方、少ないだろうなと想像して、画像つけてみました★
サブタイトルにもあるように3つの愛ですが、
もっと容斉との愛を見たかった〜というのが正直な感想です。
容斉の愛も素敵ですね〜
容斉の回想シーンの最後に、
漫は皇宮から出て、馬で逃げました。
それを追っていたのが林申率いる天仇門で、1話の一番初めのシーンにつながるんですね~
本当にやっと、繋がりました!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ラストまで頑張って更新していきます。
はなこ
画像:BS12より引用