大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 34話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話まで、もしくは23話を参照ください。

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影

大興街のおばさん 陳彪が世話をしている盲目のおばさん、実の母

侯君集(こうくんしゅう) 陳国公

小妹(しょうまい) 侯君集の亡くなった娘

雲老夫人 雲燁の祖母

皇太子妃

 

 

【あらすじ】

 

~侯君集の部屋~

陳彪を始末できなかったことを激しく怒っている侯君集。陳彪は傷を負っているため手当てせねば死ぬはずだ、 陳彪を助けたのは太子の配下だろう と部下が言う。侯君集は 陳彪を殺せ と命じる。さらに、あの廃屋に太子を呼び出す密書を送れと言った。

 

 

長安を離れた山道~

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すべてを雲燁に打ち明けた陳彪は、馬車を止め、 ここまでくれば安心だ、自分はここで降りる とおばさんに声をかけて転がるように馬車から降りた。よろめきながら歩いて去って行こうとする陳彪に向かって、

 

「息子よ 息子よ」  おばさんが叫ぶ。

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陳彪は最後の力を振り絞っておばさんの方を振り向くと、 俺をずっと我が子のように思ってくれて、俺も母親と思ってたよ 最後に呼ばせてくれ

「 おふくろ」

 

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おばさんは雲燁に連れられて陳彪のもとに行き、最後に親子であることを確かめ合う。

母の胸に抱きかかえられたまま・・陳彪は息を引き取った。

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東宮

戻って来た承乾は、『大理寺の盧辛月がさらわれた』との知らせを聞く。さらに侯君集から届いた密書を読み、準備を施して指定された廃屋へと向かっていった。

 

 

~廃屋~

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馬車を止め、言われるまま一人で屋敷の中へ入って行く承乾。薄暗い部屋で待っていた侯君集は、棺の近くへと承乾を呼び寄せた。

小妹の遺体を見て驚く承乾。

侯君集は詰め寄り跪いて 罪なき小妹が殺された、犯人を厳罰に処して下さい と懇願した。承乾が小妹の死に関わっているのでは?と半ば疑いを持ちながら、演技をしている侯君集。承乾は小妹の死の事実を知りながらも、小妹を殺した犯人に対して怒りの言葉をぶつけた。

悲田坊で話を聞いた者が小妹を見つけた と侯君集が明かす。侯君集は小妹の死に辛月がかかわっているとにらんでいる。

 

侯君集が部下に、 承乾を暗殺せよ との暗号を送ろうとするが、承乾が遮る。

 

そして、承乾は、 今日大理寺から辛月が行方不明になった、小妹の死に辛月が関係あるとは思えない、と言った。むしろ、悲田坊の孫神医と親しくしている雲燁が怪い  と。

辛月は小妹の死に関係ないと私が保証する と承乾は断言した。

 

雲燁は玉山の事件以降 辛月を疑って調査している、もし辛月をさらって我らの計画を知ったなら必ず陛下に伝えるはずだ。そうなれば我々は終わりだ と承乾が言った。

私が大理寺に行って雲燁に会う。もし、辛月を捕えているならばその場で殺す と断言。

 

私が皇帝になったら小妹を皇后に追封し、大葬を行う との言葉を聞き侯君集は、承乾暗殺をやめ、従うことに決めた。

 

承乾は姉の安瀾が実は生きていて、墨家の者に爆弾を作らせていることを明かした。

刺客に命じて殺したものと思っていたのに生きていた事実に驚愕した侯君集だが、安瀾は母の仇は申国公だと思い込んでいることに内心ほくそ笑んだ。

 

侯君集は、承乾は疑わしいが、辛月をさらってはいない、陳彪も捕らえていない、太子の身分は重要だ対立するのはまだ早い、と言って、承乾とこのまま手を結んでおくことに決めた。

 

 

~大理寺~

雲燁は、夜中に七巧閣から爆弾の図面を盗み、東宮の方へと向かっていった安瀾を見た。

急いで雲燁が大理寺の牢へと戻ってきたところに、承乾が入って来た。(危機一髪だ)

 

辛月はどこだと聞く承乾に、雲燁も安瀾はどこだと聞き返す。辛月に会いたければ、先に安瀾の居場所を教えろ と言う雲燁。

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~雲家~

侯君集の軍が、雲家の人たちを捕えにやって来た。老夫人は辛月一人を裏口から逃がす。皆は捕らえられてしまった。

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~恪物院~

承乾とともに雲燁が安瀾のもとにやって来た。

雲燁は安瀾と二人になり、君と承乾の計画を知っている、実は・・・

と真実を明かそうとしたその時、部屋に侯君集が入って来た。

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何も知らない安瀾は、生きていたことを喜ぶ侯君集に対して親しみを持って接するが、すべての黒幕は侯君集だと知っている雲燁は警戒心をあらわにし、表情をこわばらせた。そして、侯将軍に相談したいことがある と言って二人で部屋から出た。

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恪物院の門で、侯君集は 知っていることはその腹に収めておけ、万が一太子(承乾)や公主(安瀾)に何か漏らしたら家族の命はないぞ と雲燁の肩をきつく掴んで脅す。雲燁は分かったと即答。

そして、承乾が二人の間に入って来て、威力の強い改良型爆弾の製造を雲燁に依頼。雲燁はそれも何も言わずに了承した。

 

雲燁は安瀾の居る部屋に戻って来た。侯君集に雲家の家族の命を握られ、事実を安瀾に明かすことができなくなったが、 承乾の計画に関わるな とだけ言う。

 

 

~皇太子妃の部屋~

辛月は侯君集に捕らえられた雲家の人たちを助けてほしいと皇宮に来たが、殿下不在で皇太子妃に懇願する。ところが、太子妃が、なぜ侯君集は雲燁の人たちを捕えたのか?と聞かれると、辛月は口をつぐんでしまった。

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太子の様子を探っていた侍女が戻り、太子妃は辛月の居ない別の場所で話を聞く。すると、太子殿下は恪物院で雲燁と侯君集の三人で密談していた と明かした。

太子殿下は魏王を排除するため雲侯爵に命じて爆発を起こさせたのでは?との噂も飛び交っているようで、太子妃は殿下の不審な行動に不安を感じた。

 

 

~恪物院~

父上を退位させる計画を練っている承乾と安瀾に、雲燁は いい計画だ と称賛したふりをし、わざと手を叩いて侯君集の見張りを油断させる。

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そして、おなかが減ったな~と言って料理を作り始めると、承乾がやって来てきた。雲燁は 辛月は安全だ、教えない方が無事でいられる、すべてが解決したら辛月に離縁状を出すから二人で幸せになれ と言った。

 

 

 

【ポイント】

前話に続き、陳彪 劇場 第二弾です!!

 

すでに気づいていたのか?盲目のおばさんは陳彪のことを 息子 と呼びかけます。多分、もうずっと前から気づいていたのだと思います。そう、見えなくても声で、自分の息子だと気づいていたはずでしょう・・・

最後やっと親子と名乗ることができ、優しい母に抱かれて陳彪は息絶えるのです。

 

ーこのシーン、何度見ても涙してしまいます・・・涙涙

 

 

 

承乾は侯君集に、小妹の死に関して問われますが、ある意味うまくかわすことができました。下手をすれば、その場で侯君集に殺されていたかもしれません。

でも本当に侯君集はしたたかであくどいです。雲燁が辛月をかくまっているのでは?と予想したとたん、雲家の人たちを捕えてしまいましたね~本当に悪い奴です。

 

雲家の人たちの命がかかっているため、承乾と安瀾に事実を話すことができない雲燁ですが、何も一緒に爆弾つくりに加わらなくても?と思ってしまいましたが・・何か雲燁にも考えがあるのでしょうか。

 

それにしても、一貫して雲燁はちょっとふざけた面はありますが、良い人ですねぇ。承乾に、辛月と幸せになれ と言葉をかけました。

 

 

 

いくつか中国ドラマを見ていますが、このドラマは(私の中での)美男美女が不在のドラマでした(大変失礼ですが)

でも、美男美女見たさに見続けるドラマと違って、話の流れや演技にひかれて見続け、好きになったドラマといえます。

私にとって、何度見ても楽しくて笑い、そして涙してしまうドラマです。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

残り2話となりました、頑張って更新していきます。