大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 33話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話まで、もしくは23話を参照ください。

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影

侯君集(こうくんしゅう) 陳国公

侯小妹(こうしょうまい) 侯君集の娘、行方不明だったが亡くなっていた

黄鼠(こうそ) 穴掘りの名人

公輸木(こうしゅぼく) 安瀾の兄弟子、安瀾の身代わりに亡くなった

雲老夫人 雲燁の祖母

皇太子妃 

田若蘭(でんじゃくらん) 安瀾の母、玄武門の戦いで亡くなった

大興街のおばさん 陳彪が世話をしている盲目のおばさん

 

【あらすじ】

~大理寺~

辛月の牢に陳彪が侵入して、命が危ないのでこちらの服に着替えるように言う。

門番の服に着替えた辛月と陳彪は大理寺を出た。

 

 

雲燁の牢まで穴を掘りその場で雲燁につかまっている黄鼠が、抜け道は掘ったお金はいらないから帰らせてほしいと懇願するも、了承しない雲燁。一枚の絵を黄鼠に見せた。

陛下監修の純金の鼠の像を受け取ることと引き換えに、黄鼠は雲燁の仕事を引き受けた。

 

 

黄鼠の掘った穴から抜け出した雲燁が出てきた場所は人気のない藪の中。少し先に、男の後をついていく門番の姿をした辛月の姿を発見。だまされているのでは?と感じた雲燁は辛月の後をつけた。

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~廃屋~

辛月は陳彪の後をついて、ある静かな部屋に入って行く。そこに安置されている遺体の上部にかかった布を陳彪がめくる。現れたその顔を見た辛月がおののいた。

埋葬したはずの小妹だ!

陳彪は、太子の命でここに安置した と嘘をつく。公務が終われば、太子もここに来ると。辛月は陳彪に、悲出坊で小妹を殺めたこと、承乾と一緒に埋葬したことを口走ってしまう。

 

一連の話を扉の外から聞いていた雲燁は、驚愕した。雲燁は男が辛月にカマをかけてしゃべらせていることに気づく。承乾の配下ではないと感じた雲燁は、辛月を助けなければならないと決意した。

 

陳彪は小妹の顔をしっかり見せようと、辛月の首をつかんで遺体近くまで引き寄せる。

危険を感じ辛月が助けを呼ぶが、すぐに、陳彪に気絶させられてしまった。

 

覆面をした雲燁は扉をたたき、旦那様(侯君集)の使いだと言って中に入って来た。旦那様にお前を殺すよう命じられてここに来たのだ と嘘を言って、目くらましの粉を陳彪にかける。目の痛みで戦えなくなっているすきに、雲燁は辛月を助け出した。

 

 

~皇宮の安置書~

承乾は、安瀾に公輸木と最後のお別れをさせた。

その場に墨家の叔父も来て、安瀾は墨家第23代の掌門に推挙された。墨家残り18人と共に教えを守り進退・生死を共にする、天と戦うことを安瀾は誓った。

 

 

~雲燁の屋敷~

雲燁は気絶させられた辛月を抱き、戻って来た。祖母に大理寺の牢から脱獄してきたことを告げるが、祖母はお前たちを信じると言って秘密にしてくれた。

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うなされて目覚めた辛月に、小妹を殺した理由を聞く。悲田坊で小妹を見たときは、すでに瀕死の状態で助かる見込みはなかったと。

さらに雲燁は、爆発と承乾の関係を聞くが、知らない と辛月が答える。これ以上過ちを繰り返すな と雲燁が忠告するも、私にも譲れないものがある、もう私たちには関わらないで と言う辛月。

侯君集が一連のことを知った と伝えると、辛月は承乾に会うため着替えを始める。

 

部屋を出た雲燁は鍵をかけ辛月を幽閉する。祖母に見張りをさせ誰も近づけないように依頼した。

 

 

~その頃大理寺では、辛月が居なくなっていることで大騒ぎに。雲燁の身代わりに牢に入っている黄鼠は、何が起こったのかと不安になった。

 

 

 

~侯君集の屋敷~

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小妹の作った手巾を握りしめ、亡き娘に思いをはせている侯君集のもとに、使いの者が来る。計画に従いあの廃屋に行くと、小妹様の亡骸はあったが、陳彪と辛月はいなかった と告げる。侯君集は 二人の行方を追え、陳彪に不審な動きがあれば母親を殺せ と命じた。

娘の遺体はそのままにしておけ、使い道がある と言った。

 

~恪物院~

承乾と、頭巾をかぶった安瀾が恪物院に入る姿を、物陰から見る一人の侍女が居た。

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承乾は墨家の者を使い、ここで秘密に爆弾を作っていたのだ。爆弾があれば父に対抗できると。父の帰還時に、城門に仕掛けるという承乾。殺すわけではなく脅すだけだと。

玉山の爆発と関係があるのか?と安瀾が聞くと、関係ないと即答する承乾。安瀾はその言葉を信じてしまった。

 

~皇太子妃の部屋~

承乾の様子を見た皇太子妃の侍女は、頭巾をかぶった女と皇太子が恪物院に入って行ったことを伝えた。女の顔は見ていないと。

恪物院は陛下の命で閉鎖されていることを、殿下に進言した方が良いのでは?と侍女が言うも、太子妃は 余計なことを言ってはいけない、見なかったことにしなければ と。

 

 

~恪物院~

計画の3割程度しか出来上がっていないことに、承乾は人を増やせと命じる。だがこの作業は墨家の者しかできないと答える。安瀾は、雲燁が開発していた改良型の爆弾の図面なら七巧閣にあるはず 私が夜に取りに行く と言った。

 

 

~大興街のおばさんの家~

雲燁は、辛月を捕えていた男(陳彪)の似顔絵を悲田坊の子供たちに見せた。すると、その男は大興街のおばさんと親しいことが分かった。

雲燁は孫神医の友人と偽り、繕い物をお願いしたいと言ってそのおばさんの家の中に入って行った。

その様子を物陰から見ていた陳彪。

 

部屋に入り繕い物をするおばさんは、ほとんど目は見えないが繕い物は得意だと話し始めた。雲燁はおばさんに、家族のことを聞く。

軍に入った息子がいたが、玄武門の戦いで戦死したと。名前は『陳彪』、『侯』と言う名の将軍の配下だった と言う。雲燁は、一人で生活するのは大変だろう とおばさんにねぎらいの言葉をかけると、息子の戦友がしょっちゅう来て、世話をしてくれるから大丈夫だ と答える。

 

その頃

大興街のおばさんの命を狙って、剣を持った侯君集の配下が門の中に侵入していった。

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その様子を見た陳彪も、剣を抜き、すぐさま後を追う。

 

突然部屋に入って来た賊を倒した雲燁。しかし、おばあさんを守りながら賊の攻撃をかわそうとした瞬間、入ってきた男が

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辛月を捕えていた男(陳彪)だ!!

 

陳彪は、ついてこい と一言だけ雲燁に声をかける。雲燁がおばあさんを背負っている間に、陳彪は仏像の下に隠してあった 秦 の文字の書かれた令牌を胸にしまう。

三人は家の外へ逃げていく。

さらに追いかけてきた賊と陳彪が戦い、背中を切られてしまうが、何とか逃げ切り、一時 裏道へと三人は逃げ込んだ。

気を失っているおばさんを横にさせ、雲燁は陳彪の傷の手当てをしようと彼の首元を開いた瞬間、深い傷があることに驚愕。以前安瀾が、高士廉の屋敷で戦った男は『首元に深い傷跡があった』・・と話していたことを思い出したからだ。

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陳彪が雲燁を殺そうと剣を向ける。だが、雲燁は少しもひるまず、俺を殺しても侯君集に殺されるぞ と言った。その言葉を聞き剣を下ろした陳彪は、おばさんを連れてお前は逃げろと言う。

雲燁は陳彪に、息子なんだろう? と聞くも返事はない。どうしても聞きたいことがある、馬車を待たせてあるから一緒に逃げよう と雲燁が誘う。

 

町中で陳彪達を捜しまわっている侯君集の部下たち。わざと陳彪は姿を現し、おとりとなっている間に、おばあさんを背負った雲燁が馬車の方へと急いで向かう。

侯君集の部下であり、陳彪の部下でもある男たちと、一人戦う陳彪。背中と足を射られ、部下たちに取り囲まれた瞬間、

雲燁は小さな爆弾を投げて発火させ、そのすきに馬車に陳彪を乗せ、町はずれに逃げた。

 

人気のない山道で馬車を止める。苦しみながら馬車から降りた陳彪は、雲燁の手をつかみ、すべてを話すからおふくろに平穏な晩年を過ごさせる約束してくれ と懇願する。雲燁は、約束する と答えた。

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ー陳彪が真実を語り始めた

 

『申』の文字は侯君集の意味だ。

長い間侯君集は田和子を養いー墨家を殺したのは李世民だーと吹き込んでいた。田和子を使って李父娘を反目させて殺し合わせようとしていた。玄武門の戦いで安瀾の母親を殺したのも侯君集。墨家一族と李世民の加勢に行った若蘭を口封じのため一族皆殺しにした。

母の名誉回復の為長安に来た安瀾に、玄武門の件の発覚を恐れ陛下の暗殺を仕向けた。でも失敗したため、大理寺で火災を起こして安瀾を殺そうとした。

 

ー雲燁が、なぜ侯君集は陛下を殺そうとしているのか?とたずねると、さらに陳彪は話を続ける

 

田若蘭の死を忘れられない陛下が、自分に需要な役目を与えなかったことをずっと侯君集は恨んでいた。李安瀾が殺さずとも他の手で殺そうとしたはずだ。

 

ー雲燁が、陳彪の首元の傷のことを聞く

 

申国公の所で安瀾と戦ったのは俺だ。侯君集の命でお前を殺しに行ったが、安瀾に出くわし頓挫、そのため高士廉の令牌を盗んで逃げた。侯君集が陛下に見せた令牌は高士廉のものだ。これが本当の侯君集の令牌だ。

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と言って、胸元から焼けた令牌を取り出して雲燁に見せる。

 

ー玉山の爆発も侯君集か?とたずねると

 

そうだ、侯君集の計画だ、しかも太子も絡んでいる。

侯君集は以前から謀反を計画し、太子を引き込んだ。

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陳彪はすべてを雲燁に打ち明けて、20年間 侯君集の影として生きてきた自分の人生を悔やみ、哀れんで涙した。

 

 

【ポイント】

この33話は、陳彪 劇場です!!

 

陳彪はずっと侯君集の影として、ありとあらゆる汚い仕事をしてきた悪者でした。でも盲目の母親を助けるべく、真実をすべて雲燁に明かすんですね。

この人の演技力に脱帽です。陳彪の哀しさ、後悔、母に対する思い等・・引き込まれてしまいました。

この場面を文章にするのは本当に難しい。そして画像も動きが早いので撮影が難しい。実際にドラマを見てもらいたいシーンです!

そして次の34話に母と息子(まだ盲目のおばさんは知らない設定?のようですが)の話へとつながって行きます。

 

 

娘の遺体を『そのままにしておけ、使い道がある』と言う侯君集とは、えらい違いですねぇ。本当にどこまでもあくどい男です(怒)

 

 

 

牢の中の雲燁が、黄鼠に見せた絵は

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これです〜笑笑

トムとジェリーのジェリーです!あり得ない〜このドラマ独特の笑えるシーンです。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

残り3話となりました、以降も頑張って更新していきます。