大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 20話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話までを参照ください。

侯君集(こうくんしゅう) 兵部尚書、陛下に敵意を抱いている

無舌(むぜつ) 陛下の側仕え

李泰(りたい) =魏王、承乾の弟、真面目だが野心家

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影、田和子には王孚(おうふ)と名乗っている

田和子(でんわし) 墨家の人、陳彪がかくまっている墨家の男、だまされていることに気づいた

侯小妹(こうしょうまい) 侯君集の娘、承乾のことが好き、父の策略で承乾と一夜を共にした

 

【あらすじ】

~出陣式~

式が行われている。

兵士の姿になった雲燁が、陛下のいる場所に近づこうとするが、御勇軍に遮られ入ることができない。雲燁はその場を離れ別の方法を探る。

陛下は祈天台で、将軍たちに力強い言葉で激励している。いよいよ、鼎(かなえ)に点火が行われる時間となった。

陛下の近くに行くことができない雲燁は、持っていた金属に太陽の光を反射させ、無舌の顔に当てる。顔に当たった光と、身振り手振りで何かを伝えようとしている雲燁の姿を見て、無舌は何か察知し、鼎に着火しようとしていた陛下の手を止めた。

点火は行われず、将軍たちが出陣していった。式は問題なく終了した。

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陛下は朕の手を止めた理由を無舌に聞くと、走って来た雲燁が、鼎の中から火薬を探し出す。雲燁は誰の仕業かは分からないが、危険を察知したので無舌殿に止めてもらった、と説明した。陛下は承乾と泰に黒幕を調べよと命じた。

御勇軍(ぎょゆうぐん)に護衛されて陛下は避難しようとしていた時、

離れた高い場所から、公輸木が御勇軍の兵士めがけて矢を放ち、一人の兵士を射る。安瀾は陛下のもとへ駆け寄り、守るふりをした。私が陛下を守るからと言って、無舌に刺客を追うように命じた。

 

 

~田和子の乗った馬車~

田和子は手綱を握って外にいる王孚に、そなたの名前は王孚ではなく、右銀台門を守っていた侯君集の部下だろう と聞いた。王孚は見破られてしまったことに対して悪びれる様子もなく、開き直る。田和子は足が悪く逃げることもできないため、こっそりと小さな木の丸い玩具にある細工をした。

田和子は死ぬ覚悟で、馬車に積まれている荷物に火を放つ。

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燃えながら進んでいく馬車。陳彪が火に気づき馬車から飛び降りる。燃え盛る馬車を放り出し陳彪のみ逃げて行った。

 

~皇宮~

陛下は安瀾と少しばかりの御勇軍に守られ、部屋へと逃げている。急に安瀾は御勇軍に剣を向け殺す。安瀾は陛下にも剣を向ける。 何のつもりだ? と陛下が聞くと母の仇を討つ と安瀾が言う。陛下は 若蘭だけは死なせたくはなかった これだけは信じてくれ と言った。

安瀾は、父の命令で墨家や母が玄武門の戦いで殺されたと信じている。誰に聞いたのだ 事実無根だ、と陛下が言っても安瀾は信じない。

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二人の戦いはなおも続く。

やめろと止めに入った雲燁を振り払い、安瀾は剣を向けて陛下に向かっていく。どこからか安瀾に向けて剣が飛んでくるのを察した雲燁は、安瀾を守ろうとして飛んできた剣に刺され、勢いで窓の外に投げ出されてしまった。雲燁の名を叫ぶ安瀾。

雲燁は胸に剣が刺さった状態で記憶が遠のいていった

 

・・現代に戻れるのか・・小冉・・いや安瀾・・

 

安瀾は刺された雲燁のもとに駆け寄り、息も絶え絶えの雲燁を抱き上げる。雲燁は、君は死のうとしていたんだろう?俺は最愛の女性を二度も失いたくはない と言う。その言葉に涙する安瀾が なぜ私を恨まないの と聞くが、雲燁の返事はない。 f:id:hanbaiin875:20201111205713j:plain

 雲燁は屋敷へと運ばれ、太医の治療を受けることになった。

 

~侯君集の隠し部屋~

侯君集は、陛下暗殺計画が失敗してしまい、陳彪を怒鳴っている。田和子に自分の素性を知られたが墨家の仲間には知らせていないはず、だから安瀾は暗殺を続けていたのだ と陳彪が言う。その言葉に納得したのか、侯君集は 陛下を助けた雲燁を見張れ、と陳彪に命じた。

  

 

~薫風殿~

陛下の命で安瀾は薫風殿で禁足となっている。太医の手当てを受けているがまだ目覚めない雲燁のことが心配でいる。

 

そこに陛下が入って来て、皆を下がらせ安瀾と二人で話を始める。母を殺したのは父であると信じ切っている安瀾は、陛下が何を言っても聞き入れない。陛下は 天に誓って朕は若蘭を殺害していないと いうが、信じない安瀾。

陛下は、若蘭の仇は必ず討つ だが濡れ衣を着せられるのは御免だ と言った。いったい誰に吹き込まれたのか? と陛下が聞くも、決して名を明かさない安瀾だった。

 

その後陛下より、雲燁が一命をとりとめたことを聞き、安瀾はホッとした。

 

 

~陛下の部屋~

泰は刺客を捜していることを陛下に伝え、身体を気遣う言葉をかけて部屋を出て行った。

一方承乾は、雲燁のケガは治療のおかげで問題ない事を伝え、姉上が父を襲ったのは何か事情があるはず といって安瀾をかばう言葉を言った。母を思ってのことゆえ姉上に悪意はなかったはず という承乾の言葉を聞いた陛下が、悪いのは朕の方か? と激怒する。二人は言い争いになり、そなたには失望した 下がれ と強い口調で父に言われ、承乾は部屋を出て行った。


外で父と兄の会話を聞いていた泰が、承乾に声をかけた。父を失望させるとは 私のあこがれの英明な兄はどこへ行った? と承乾を非難する。承乾は泰に、覚えておけ 俺はお前の兄で俺が太子だ と強い口調で言う。だが泰は、辛月といい安陽公主といい、女がかかわるとすぐ取り乱す 皇宮も天下も思い通りになどいくものか と言い放つ。泰の言葉が胸に刺ささり、承乾は立ちどまってしまった。

 

 

陛下が承乾に 本日より東宮で反省をし外出を禁ずる、と命じた。太子の業務は魏王である李泰に預けるとした。

承乾はショックを隠し切れないが、命を受けざるを得なかった。

 

 

一方、魏王は近衛兵の統領に任命され、その補佐に侯君集が着く。魏王は刺客を捕えて黒幕を突き止めることが急務だと強い口調で兵に命じた。

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~侯君集の部屋~

父に呼ばれて部屋に来た小妹は、この書状を殿下に渡せと言われる。嫌がる小妹は あれから殿下からは何の音沙汰もない 殿下に嫌われてもう死にたいです と弱気になっている。侯君集はこの程度でくじけるな と叱る。太子妃になりたければ、まずは相手を思いやることから始めよ と娘を諭した。

父の言葉に気を取り直した小妹は、では行ってきます と言って殿下のところへ向かった。

 

~侯君集の隠し部屋~

李世民が安瀾に禁足令を出しているため、もしかしてこちらのことを気づいているのでは?と陳彪は感じた。しかし、侯君集は、気づいているのなら私を野放しにはしないだろう、安瀾に手をかけるのが嫌なだけだろう と考えを言う。さらに侯君集は、安瀾を生かしてはおけない 隠しておきたいなら隠し場所を奪うまでだ と言ってほくそ笑む。

 

東宮

小妹は、父から預かった手紙を承乾に渡すためやって来た。この数日気が晴れなかった と言う小妹に、安心して責任はとるから と言う承乾。

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禁足になって気がふさぐ時はこれをどうぞ と言って、小妹が作った飾りを承乾に渡す。太子でなくてもあの夜のことは後悔していない と小妹が伝える。ご安心を殿下を困らせたりはしない と言って微笑む小妹。それを見て承乾も安心したように、微笑み返した。

小妹が帰ったあと、急いで承乾は侯君集からの手紙を開いて読み始めた。

 

 

【ポイント】

 陳彪に騙されていたと気づいた田和子は、安瀾に真相を伝えることなく焼身自殺を図ってしまいました。良いのでしょうか??

安瀾も公輸木も、若蘭を殺したのは李世民だと信じています。

 

信じている安瀾は一人で李世民殺害を実行しますが、結局雲燁に阻まれて失敗してしまいます。そこに巻き込まれた雲燁が刺されてしまうのです。

刺された雲燁を安瀾が抱き上げるシーン、涙涙・・です。

俺は最愛の女性を二度も失いたくはない

小冉(しょうぜん)と安瀾の二人のことですね。本当に雲燁は一途な人です。

 

一方 承乾は、弟の泰に

兄上は辛月といい安陽公主といい、女がかかわるとすぐ取り乱す

と言われてしまいます。そうなんです、この太子殿下、ちょっと女難の相があると言うか、女に弱いのです。3話のポイントにも書きましたが、戦功をたてれば、美人で優しい辛月に認めてもらえるかも?との思惑から戦いに行くことを希望するぐらいですから・・・

実際の歴史でも、『幼いころは聡明であったが、成長すると遊興を好んで素行が乱れた』とあります。この辺りは事実に沿った形になっているようです。

 

 

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