大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 21話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話までを参照ください。

李泰(りたい) =魏王、承乾の弟、真面目だが野心家

侯君集(こうくんしゅう) 兵部尚書、陛下に敵意を抱いている

陳彪(ちんひょう) 侯君集の影

無舌(むぜつ) 陛下の側仕え

玲瓏(れいろう) 安瀾の侍女

公輸木(こうしゅぼく) 墨家の男、安瀾が兄と慕っている

黄鼠(こうそ) 穴掘りの名人

 

【あらすじ】

 

東宮

ー侯君集からの手紙の内容ー

魏王が近衛兵の統領となり、今が決断の時だ。ご自分を守りたければ群臣を味方にするように。陛下を怒らせず慎重にされよー

 

承乾は侯君集からの手紙を読む。少し考えて、手紙を燃やしてから何かを書き始めた。

 

~陛下の部屋~

丸一日眠っていた雲燁が目覚め、陛下に会いに来た。

雲燁が、褒美をもらいに来た と陛下に冗談を言う。すると、朕を助けたと言うことは、安瀾の計画を知っていたのか? と反対に陛下に疑われてしまう。一瞬言葉を失うが、雲燁は 感だ と答える。いずれにせよ報告しなかったことは大罪だ、手柄と褒美で相殺だ と陛下に言われてしまう。

雲燁が、安瀾は誰かに操られたと説明する。それならば、勅旨を出すからお前が安瀾から話を聞いて助けろ と命じられ、雲燁は喜んで引き受けた。

 

~薫風殿~

陛下の許可を得てやって来た雲燁。何しに来たの?話すことはない と冷たく言う安瀾に、俺は聞きたいことがある と答える雲燁。

安瀾の顔をじっとのぞき込み、大丈夫か? と雲燁が優しくたずねる。だが何も答えない安瀾。雲燁はわざと物を落として傷が痛いふりをすると、大丈夫? と今度は安瀾が雲燁を心配してきた。自分を心配してくれる安瀾の様子を見て、雲燁は喜ぶ。

安瀾が、なぜ私をかばったの? と聞くと、雲燁は、未来の嫁さんが死ぬのを見てられない と言う。本当に陛下が若蘭殿を殺したのか?証拠は?  事情を話してくれ と安瀾の手を取り質問した。

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しかし安瀾は、あの人(父)が母を殺せと命じたという話を聞いた。誰とは名前は明かせないが、信頼できる人だ とだけ答える。

安瀾は、お願いだから私のことはほっておいて と雲燁に言い、誰から聞いたか頑として明かさないでいる。出て行って顔も見たくない・・と言う安瀾の額に、雲燁は口づけをした。

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俺は君を離さないし、死なせない 好きな人を守り抜く 言わないなら自分で調べる と言い雲燁は部屋を出て行ってしまった。

 

~陛下の部屋~

陛下は、承乾がしたためた自分の過ちを認める手紙を、皇后に読んでみせる。皇后は、承乾に機会を与えてほしい と陛下に願った。ところが陛下は、承乾は些細なことで衝動的になり心配症で心を乱す これでどう一国の主になるのだ と懸念する。

太子妃の件を真剣に検討してみてはどうでしょう?実を固めれば承乾も落ち着くのでは? との皇后の言葉に、陛下も同意した。

 

玩具店

以前立ち寄った玩具店に雲燁が来た。兵士がいるので訳を聞くと、この玩具店から出発した馬車が燃え、焼死体が見つかった と言う。雲燁は死体を見に行った。

焼死体なのに、口を手で押さえていて奇妙だと感じた雲燁。検視官もその点を不思議に思っていたが、身元が分からなくなるので動かすことができない と言う。

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雲燁は責任をとると言って、手を動かすよう命じた。すると、その死体の口の中から 丸い玩具?が出てきた。

 

町中で、『安陽公主が母の仇討で陛下を刺した。仇討は失敗に終わり、公主の行方を知る者はおらぬ・・・』との噂が広まって行った。この噂を広めるものが次々と捕らえられていく。

 

~薫風殿~

皇后が安瀾の部屋に来た。そなたが陛下の暗殺を試みたと言うのは本当か と皇后が問う。はい と答える安瀾。

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町でこの大逆無道の行いが噂になっている 安陽公主を大理寺(だいりじ)の牢に入れよ と皇后が言い放つ。玲瓏(れいろう)には牢の厨房での仕事をせよ と命じた。

 

~陛下の部屋~

勝手なことをした皇后に激怒している陛下。

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噂は町中に広まり、緊急事態 これは家の問題ではない、国の存亡がかかっている と皇后が冷静に答える。安瀾は陥れられたのだ、それなのに殺せと言うのか と陛下は大激怒。皇后は、陛下のお気持ちは理解しています 投獄している間に調べましょう と提案。動揺している民をなだめるのが先決 との皇后の言葉に、陛下は言葉をかみしめた。

 

 

雲燁は陛下に会おうと皇宮に来たが、取り次いでもらえないでいる。そこに皇宮から出てきた侯君集を見つけた。

町で安陽公主が陛下を刺したとの噂が広まり、怒った皇后が公主を大理寺の牢に入れた との話を侯君集から聞く。安陽公主が心配だ、お助けしたい と言う侯君集の言葉を、雲燁は信じた。

 

~侯君集の隠し部屋~

侯君集は陳彪に、安陽公主が陛下を刺した噂の拡散について、よくやったと褒めた。我々が公主を殺さなくても、これほど噂が広まっては、李世民も決断せざるを得ない。我らが煽って父娘を殺し合わせればよい と言って侯君集はほくそ笑んだ。

 

~陛下の部屋~

雲燁は丸一日待って、やっと陛下の部屋に通された。

わざと陛下に無礼な口をきき自分も牢に入れてくれ と言う雲燁。陛下は怒って、お前に一途な安瀾を捨て罪人の女を娶っただろう と雲燁を非難する。しかし雲燁は、もとは陛下が承乾と辛月の仲を裂いた。辛月に何の罪があるのか? と言い返す。

無礼者め と机をたたき陛下が立ち上がった。雲燁は、俺はただ公主と生死を共にしたい。その願いをかなえて下さい と陛下に切望する。生死を共にしたい との言葉が陛下の心に響き、怒りが解け、朕が負けた と言った。

無舌は、陛下は公主のことを思っている、投獄を決めたのは皇后だ と説明した。

 

真相を知り雲燁は陛下に失礼を詫び、陛下も雲燁のことを許した。

雲燁は、公主が何者かに操られていたのは間違いない、公主は何も言わないが昨日手がかりをつかんだので直接安瀾に聞きたい と願い出る。陛下は雲燁に大理寺に入る令牌を渡して、10日以内に解決せよと命じた。

 

~大理寺~

雲燁は牢に捕らえられている安瀾に会いに来た。真相を聞こうとするが、語らない安瀾。君がいないと生きる意味がない と言う雲燁。絶対に死なせない との言葉を聞き安瀾の目から涙がこぼれた。何も語らないなら、犯人は俺が見つける と言って雲燁は立ち去って行った。

 

衛兵の姿になった公輸木が、安瀾の捕らえられている牢に侵入して来た。

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誰の仕業かはわからないが、田和子が馬車の中で焼死したことを告げる。二人は田和子を助けた男が怪しいと感じる。黒幕は誰なの?私は誰を信じるべき?安瀾は考えた。

もしかして田和子も利用されていたとしたら・・・安瀾が、10日以内にここを出ないといけない と言うと、分かった と公輸木が答えた。

 

 

その後 公輸木は、草むらの土の穴から顔を出した黄鼠(こうそ)を捕らえ、無理矢理取引に応じるよう言った。

 

 

長安の町~

承乾の禁足令が解かれた。各地で蝗(いなご)の被害が出ていることを聞き、承乾が街を視察すると、そこには被災民であふれかえっていた。

魏王は被災民を前に、自分の食糧庫を開放する 私がいる限り皆を飢えさせることはしない と声をかけ民の歓心をかっている。

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魏王の姿を見た承乾がその場を去ると、すぐに承乾のもとに侯君集が近寄って来た。

承乾は、大臣や陛下が、魏王に対して期待が高まってくることに不安を持ち始めた。侯君集は、時勢に乗るのです と承乾に助言した。

 

~ 皇后と承乾の二人~

皇后が承乾に、そろそろ妃選びをしてはどうかとすすめる。いまは蝗害で大変な時期のため、妃のことなど考えられないと断る。想い人はいるのか? との皇后の質問に承乾は、侯君集の娘である侯小妹の名を出した。皇后は陛下に相談してみようとだけ言った。

 

~雲燁の屋敷~

雲燁は焼死体の持っていた丸い玩具を、長安一の木工職人三人に見せた。一人が、振ってみるとかすかに音がする これは盧班鎖(ろはんさ)だ と言う。雲燁が叩き割ろうとすると、仕掛けが壊れてしまうから駄目だと 皆が止める。別の男が、これは以前墨家の人が作っていたのを思い出した と言った。

 

 

【ポイント】

俺はただ公主と生死を共にしたい

 

という雲燁の言葉に、陛下も心を動かされてしまいました。本当に安瀾のことを思っているのですね。初めのころは、自分が現代に戻るために安瀾には生きててもらわないと困る、との考えからの行動でした。それがいつしか愛する人を二度も手放したくはないとの考えから、安瀾を一途に守ろうとするのです・・・

 

安瀾も雲燁に分かっていることを話せばよいのに、巻き込みたくないと言って黙っているんですよねぇ。安瀾は頑固です。

 

 

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