大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 30話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう)、李安瀾(りあんらん)、李世民(りせいみん)、長孫皇后(ちょうそんこうごう)、李承乾(りしょうけん)盧辛月(ろしんげつ)以上の6人の紹介は省きます。11話まで、もしくは23話を参照ください。

黄鼠(こうそ) 穴掘りの名人、雲燁のところで働いていた

小南(しょうなん) 雲家の子供

雲老夫人(うんろうふじん) 雲燁の祖母

常何将軍(じょうか しょうぐん) 頸州にいる将軍、陛下が最も信頼を寄せている

 

【あらすじ】

~恪物院~

雲燁はパズルで墨家の男たちの心をつかんだ。皆が雲燁に心を開いてくれて喜ぶ雲燁。学識の高い人だと褒められる。皆が安瀾と雲燁の仲を祝福してくれた。

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黄鼠が地下道を掘って逃げてしまった。雲燁は仇討の後ここから逃げることができる、と喜ぶ。

 

~雲家~

小南は、おうざい(オウムの名)に、長安中の道を覚えさせた。命じたところへ飛んでいく事ができると言う。

3日ぶりに家に帰って来た雲燁に、孫はまだなのかと老夫人がやんわりと催促してくる。辛月が雲燁の身体を心配していると、老夫人は雲燁に食事を届けさせるよう言った。雲燁は朝廷の機密事項の仕事の為食事を届けに来ることを断ったが、老夫人は絶対に外には漏らさないと言って、辛月に食事を届けさせることを決めた。

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~恪物院~

部屋の扉に雲燁はカギをつけた。初めて見るカギのすばらしさに墨家の男たちは感動している。そこに突然、辛月が食事をもって屋敷に入って来た。彼女が雲燁の奥さんであることを知ると男たちは皆、雲燁と口を聞かなくなってしまった。

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作業部屋の片隅に辛月が料理をもって待っている。雲燁と男たちは何か丸い塊を作っている。辛月は持ってきた料理を取り出すと、空いたかごの中に、それをこっそりと入れる。何食わぬ顔で辛月は部屋を出て帰って行った。

別の部屋にいる安瀾のもとに雲燁がやって来た。辛月が来たことで気分を害した安瀾。雲燁は墨家の男たちに、結婚のことを説明したと言う。

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雲燁は高士廉の様子を探るために、双眼鏡を作った。屋根の上から雲燁と安瀾がある場所を見ている。倉庫の周りにたくさんの衛兵がいるため、その場所に高士廉は軟禁されているだろうと二人は予想した。安瀾は侍女に扮して幽閉場所に忍び込もうと提案するが、雲燁は逃げる時が難しい、見つかってしまったらおしまいだと言って却下した。

雲燁は、城内の別の場所で爆発騒ぎを起こして、皆がそちらに注目している間に幽閉場所を探ろうと言った。安瀾もそれに賛成する。

 

魏王が爆弾の進捗状況を確認しに来た。徹夜で作ってたったの100個しかできないのかと立腹。雲燁は物資も人手も足りないと魏王に言った。陛下に分かってもらうために、この第一弾の爆弾で爆破演習を行ってはどうかと提案した。そうすれば、魏王の成果も示すことができると。雲燁の言葉に納得して帰って行った。

 

~人気のない山の中~

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辛月が機密部屋から持ち出した爆弾を承乾が手にする。点火すれば爆発すると聞き、承乾は実際に行ってみた。大きな爆発は起こらず、ただの爆竹だなと承乾はあきれた様子だ。

 

 

~陛下の部屋~

陛下は、承乾と常何・尉遅将軍を呼ぶ。魏王が突厥を打ち負かす火器を作った。軍事機密ゆえ秘密にしていたが、第一弾の火器が完成したので明日の演習を見に来てほしいと言った。魏王は承乾にも、ぜひ来てほしいと誘った。

 

~恪物院~

幽閉場所に明日忍び込むことになった安瀾の身を案じている雲燁。安瀾の手を取り、頼むから死なないでくれと雲燁が願う。

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〜翌日の爆破演習〜

安瀾は一人で、高士廉が幽閉されている部屋を襲撃することを決めた。雲燁と墨家の男たちは爆破演習の準備の為、爆弾を運んでいる。そこに突然、場外にいるはずの侯君集が現れ雲燁は驚く。城内に続々と常何将軍の衛兵たちが入ってくるのを知って、雲燁は嫌な予感がし、すぐさま恪物院へと戻って行く。

侯君集に場外に何をしに行くのかと聞かれるが、墨家の男たちは、機密事項の為話せないと言い、場外へ出て行った。

 

 

~恪物院~

雲燁が慌てて戻ると、準備中の安瀾がまだそこに居た。雲燁は走って行って安瀾を抱きしめ、計画は中止だ、警備は侯君集ではない陛下の腹心らしい。嫌な予感がするから、ここに残ってほしいと言った。

 

 

~爆破演習場所~

爆破演習が始まる。

火のついた矢を魏王が放つ。

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ものすごい爆音とともに黒煙が上がり、爆破演習は成功した。陛下に功績をほめられ得意顔の魏王。承乾はじっと黙っていたが、万が一間違いがあり人命が危険にさらされるようなことがあったらどうするのかと問う。雲燁は自分が全責任を負うと言った。陛下は製造場所を、城内から郊外の人気のない場所に移すことを決めた。

 

~恪物院~

戻って来た雲燁に、承乾が声をかけてきた。承乾は雲燁に爆弾の作り方を教えろと言う。黙っている雲燁に、承乾は雲燁が弟の側に着いたと思ってがっかりしている。

ー雲燁は、承乾でも魏王でもない別の弟が帝位につくのに・・と思ったが、口には出さなかったー

雲燁は魏王と爆弾を作るのは国の為と言うが、納得しない承乾は 別れの言葉を残して去って行った。

 

部屋に安瀾が居た。高士廉に近づくはずが、皇宮から出されることになりがっかりしている雲燁。安瀾は仇を討つのが難しくなったとつぶやく。

雲燁はどこか腑に落ちない様子。陛下が高士廉を幽閉している目的は何か?もしかすると陛下は黒幕が別の人物だと思っているのでは?と考える。だが安瀾は、令牌の 申 の文字は 申国公 よ、私の母が皇后の地位を脅かすと思って母を殺したのよ と言う。演習を警備した常将軍は陛下の腹心で玄武門の守備隊長だったと。

雲燁の話も聞かず高士廉が犯人だと決めつけている安瀾。雲燁は冷静になれ、ちゃんと調べるから待ってほしいと忠告した。

 

~陛下の部屋~

陛下は常将軍に、爆破演習での警備が完璧であったことをほめた。玉山(ぎょくざん)に火器製造所を設けることにした。4000の兵のうち1000人を玉山に駐屯させ厳重に監視するように。機密を漏らすなと。残り3000人は常将軍がいつでも動けるよう郊外で待機させよ。ただし朕の勅令と令牌なくして出兵せぬことを命令した。

 

~玉山~

墨家の男たちが火薬を作り始めた。作業は順調に進んでいる。魏王が爆弾をもっと作れと催促しているところに、扉を開けて安瀾が入って来た。

 

 

【ポイント】

 少し歴史的な話になりますが

 

中国で火薬は、偶然に作り出された産物となっています。

古くから道教の道士たちが、不老長寿の仙薬を求めて様々な研究と実験を行っていました。

7世紀ごろに、硝石(硝酸カリウム)、硫黄、木炭の粉末を混ぜ合わせていたら爆発事故が起こり、それがきっかけとなって火薬が生まれたものだと考えられています。

李世民が在籍していたのは 626~649年なので、7世紀ごろとつながります。

 

このドラマは、えっ??そんなこと唐の時代にはないだろう~ と突っ込みたくなる場面も多々ありますが、どちらかと言えば歴史事実に沿ったドラマであると言えます。

 

そう考えると、本当に雲燁のような知識豊富な人物が存在したのかもしれないですね。想像すると、楽しくなってきます。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

残り6話となりました、以降も頑張って更新していきます。