大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 12話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう) 安瀾(あんらん) 李世民(りせいみん) 長孫皇后(ちょうそんこうごう) 李承乾(りしょうけん) 盧辛月(ろしんげつ)

以上の6人の紹介は省きます。11話までを参照ください。

秦懐玉(しんかいぎょく) 都尉、馬球大会で足にけがをして、孫神医(そんしんい)と雲燁の治療を受けている  

李泰(りたい) =魏王、承乾の弟、兵営で懐玉との訓練中けがをさせてしまったことを申し訳なく思っている

魏徴(ぎちょう) 宰相、山東一派の盧寿の弟子

長孫無忌(ちょうそんむき) 長孫皇后の兄

突厥(とっけつ)の四親王 アシナ・カシド他2人

盧寿(ろじゅ) 山東一派の長、頑固な性格、陛下に対して激しい批判の声を上げている

程咬金(ていこうきん) 将軍

 

【あらすじ】

~悲田坊~

秦懐玉は足の傷の痛みのため、孫神医の治療途中で気を失ってしまう。雲燁は外で集まっている承乾達に、命に別状はないが膝から下の足は無理だ、と残念な報告をする。懐玉のケガは以前に魏王との訓練中の怪我による古傷が原因だった。見舞おうとする魏王。ところが雲燁が人との接触は避けた方が良いと言ったので、承乾と魏王は帰って行った。

世話をするために残った安瀾は、馬球大会で首飾りの写真をこわしてしまったことを雲燁に謝るが、雲燁はそんなことは今はどうでもいい、懐玉に早く良くなってもらいたいと心配そうに言う。

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母の追封を望んでいる安瀾が、城門の騒ぎで魏徴を篭絡したことに対して、雲燁は安瀾に目立つことはしない方が良いと忠告をする。忠告も聞かず自分を頼ってはくれない安瀾に少し苛立ちを覚え、友達だから助けてるだけだとの言葉を発する。それを聞き安瀾は、ふくれっ面をして帰って行ってしまった。

  ー後日ー

足を切断された懐玉はいらだって、薬を床に投げつける。薬材を用意してきた雲燁が部屋に入って来て、また立てるようにしてやるから、まずは治療に専念するよう励ます。

料理を作ってる雲燁のところに、懐玉の世話をしていた安瀾がやって来る。安瀾は首飾りの件で疎遠になりたくない、今までのように協力関係でいたいと言って、一枚の画を見せる。

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それは、墨家に伝わる義足の模型の図であった。雲燁は模型を作ってほしいと安瀾にお願いした。

 

~朝堂~

陛下は、山東地方の干ばつがひどく被災民が流民になっているとの秦上が、遅かったことに対し激怒している。魏徴は、秋の収穫で被害を抑えられるものと考えていたが、思いのほか収穫量が上がらず事態が深刻化してしまったのだと説明した。山東地方は人口も多い、何か良い解決方法はないかと陛下が聞くと、長孫無忌が、山東にいる貴族に食料の蓄えを寄付させてはどうか、と進言する。山東貴族の長は盧寿であるため、頭を下げる気はさらさらない陛下はこの案を却下した。

 

 ー朝議の途中でー

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様々な献上品を携えて突厥の四親王が参内してきた。

承乾が陶磁器を献上品の返礼にと陛下に進言すると、四親王の一人が、食べ物、穀物が良いと言う。さらに突然 親王達が跪き陛下の公主との結婚を希望します、と言い出し朝堂にいる一同は驚愕しざわつき始めた。

その場をおさめるため、陛下は、降嫁に対しては何も答えず、四親王には寺で休んでもらうよう伝え、四人を退出させた。

 

魏徴は突然、安陽公主の話を持ち出し、母の田若蘭に身分を与えるべきだと進言する。安陽公主の降嫁で突厥の各部族を抑えることができ、平和が保たれると進言した。

ところが、公主を突厥に嫁がせる意思のない陛下は、程将軍に戦いの準備の為、直ちに軍備を調べて報告するよう命じた。

 

~盧寿の屋敷~

盧寿は陛下に対する激しい批判の声を綴った書簡をしたためている。その時弟子が急に駆け込んできて、山東で干ばつが起こり収穫がなく、民が飢えて大変な状況になっていることを、盧寿に伝える。盧寿は陛下に謁見して民を救ってもらわねばと立ち上がるが、昨日の騒ぎで陛下への謁見は難しいのではないかとの弟子の言葉に、呆然と立ち尽くしてしまった。

 

~宰相の屋敷~

 盧寿が魏徴に会いに来た。山東地方の被害を心配して、すぐに陛下に謁見できるようとりなしてほしいと頼むが、魏徴は今は突厥親王たちがきているのでやめておいたほうが良いと答える。それでも盧寿が頭を下げてくるので、魏徴は必ず手配をするので待ってほしいと伝えしぶしぶ了解した。

 

~悲田坊~

子供たちの世話をしている辛月の元に承乾がやって来る。二人になったところで辛月は借りていた三字経を承乾にそっと返す。

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自分には無意味なものだ、この書物のせいで祖父と言い争いになり、気持ちを押し付けられても困ると、わざと冷たい言葉を発した。

承乾は結婚しようと約束したことは必ず叶えると辛月に言う。ところが辛月は、軽々しく約束をしてはいけない、殿下の真心は分かっているが、自分にはただの迷惑、とだけ言い残して部屋を出て行ってしまった。

 

~陛下の部屋~

雲燁に頼まれた義足を作っていた安欄は、陛下に部屋に来るよう呼ばれた。

陛下は今朝の朝議で、魏徴が安欄の母の追封に賛成したと言った。その話を聞きホッと喜んだ安瀾だったが、陛下である父は提案を退けたと知る。

大臣たちとかかわらず、権力争いに巻き込まれず幸せに暮らしてほしいと考えている陛下は、安瀾が魏徴に取り入った件が気に入らない様子。陛下は若蘭の追封はもとから考えてはいないし、突厥に安瀾を降嫁もさせたくはないという思いから、安瀾にきつい言葉を浴びせる。陛下は安瀾が自分から皇宮を出してほしいと願うようにわざと話を持っていき、心とは裏腹に冷たく好きにすればよいと言い放つ。

安欄は皇宮から出て行く覚悟を決め、ゆっくりと深くお辞儀をし、陛下の前から立ち去った。

ーその場で陛下は倒れてしまったー

 

~薫風殿~ 

皇宮から出ようと準備している安瀾の元に皇后が来た。

突厥の王が安瀾を見染めて、あなたに降嫁の話が出ている。娘への愛情と臣下の圧力に悩んだ陛下は、あなたを解放したのだと言った。その真相を知って安瀾はショックを隠し切れないでいる。

大唐と陛下を助けて降嫁に応じてほしい、と安瀾に願い出た皇后。もし聞いてくれるのなら、皇后の座を若蘭殿に譲るとまで言った。

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安瀾は、確かめたいことがあると皇后に言って、返事を待ってもらった。

 

【ポイント】 

雲燁と安瀾は灯篭祭りのあたりでちょっと距離が縮まったように感じたのですが、馬球大会で安瀾が雲燁の首飾りを壊してしまってから、少し距離が開いてきました。安瀾は自分の母の追封のことで雲燁を巻き込みたくない気持ちが強く、一方雲燁は自分を頼ってくれない安瀾に少し寂しい気持ちを持ったようです。でも安瀾にアドバイスはしてしまうんですよね。「友達だから・・」と言う言葉と共に。

またその言葉を聞いて、負けず嫌いな安瀾はプイッと怒ってしまうのです。安瀾は好きなのに素直に態度に表せないタイプ。

でも突厥に降嫁の話が出て、安瀾は雲燁に気持ちを確かめに行きます。

 

承乾と辛月の二人も、盧寿の城門の件から悲しい方向へと向かっていきます。この二人の場合は、祖父の件が問題ですね。

 

どちらもうまくいって欲しいのですが・・・

12話はどちらの恋もうまく行かない、なんだか悲しい話となってしまいました。

 


最後まで読んでいただきありがとうございます。

以降もお楽しみに