大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 4話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう) 大唐では神仙と呼ばれる。雲家の跡取り

李安瀾(りあんらん) 李世民の長女

公輸木(こうしゅぼく) 墨家の人、安瀾にとって兄のような存在

李承乾(りしょうけん) 皇太子殿下、雲燁を友のように信頼し始めている、辛月のことが気になる

李泰(りたい) 承乾の弟、幼名:青雀(せいじゃく)

長孫沖(ちょうそんちゅう) 宰相の長孫無忌(ちょうそんむき)の長男

程処黙(ていしょぼく) 承乾の友

紅縲(こうら) 燕来楼(えんらいろう)の踊り子、辛月から香り袋をもらった

優しい娘→名乗っていないが盧辛月(ろしんげつ) 貴族の娘

侯君集(こうくんしゅう) 安瀾の母の最期を看取った将軍

 

【あらすじ】

長安の町~

雲燁が「抱きしめてもいいかな」と言った直後、安瀾は彼の後ろの木立に何かを感じて剣を引き抜き投げた。その剣が雲燁の顔をかすめて後ろの木にズクッと刺さった。

「殺したいほど嫌なのか?」と驚いた雲燁が安瀾に聞くと、刺客が居たため刀を投げたと嘘をつく。実際には刺客ではなく、安瀾が兄と呼んでいる公輸木(こうしゅぼく)がいたのだ。一人になった安瀾に公輸木は、墨家の当主である若蘭の仇討に長安にやってきたと告げた。

 

簪も返してもらったし、物騒なこの大唐の時代から逃げようと荷造りをしていた雲燁のところに、承乾・処黙・李泰(りたい)・長孫沖(ちょうそんちゅう)の4人の若者がやって来た。これから皆で長安の夜の町に遊びに行こう!と誘われ出かけることになってしまう。

燕来楼(えんらいろう)でお酒を飲み楽しむ5人。踊り子との賭けに勝ち、盧辛月(ろしんげつ)が作ったという香り袋をもらってご機嫌な承乾。酔っぱらった5人が店を出ると、夜も更けて外出禁止の時間になっていた。兵士が取り締まりをしていることに気づき、5人は分かれて逃げる。雲燁と承乾の二人は顔に泥を塗り、ある屋敷に逃げ込んだ。

庭で琴を弾いている美しい娘。その姿に承乾は見とれている。二人に気づいた娘は、何も食べていないと物乞いのふりをした二人の話を信じ、顔を洗う水と食べ物を用意して与えてくれた。

持っていた塩を料理にかけて食べる雲燁。その塩を娘が味見し、高級な味の塩に驚く。二人を盗賊だと思い、理由はどうあれ裏門から出ていくように言う。裏門のところで承乾が香り袋を落としてしまい、娘が気づいて拾う。「これは燕来楼の紅縲(こうら)さんに贈ったもの。落とさないで!」と言って承乾に投げ返し、二人を裏門から締め出してしまった。

 

『紅縲に贈った・・・』と言うことは、さっきの娘が 盧辛月だ!

偶然の出会いに承乾は喜びに浸った。

その後二人は、通りかかった侯君集の馬車に乗せてもらい、追っ手の兵士達から逃げきることができた。

 

~安瀾の居る宿営~

陛下の娘がどうかを調べるために、侯君集が安瀾を訪ねてきた。優しい眼差しで顔をじっと見て、亡き若蘭殿にそっくりだと言う。母の亡くなった時の状況をたずねると、侯君集は「玄武門で、李建成軍に包囲された陛下を若蘭殿は救いに行き、その結果、敵軍に射殺された」と答える。「私が早く駆けつけてさえいれば母上は死なずに済んだ、全て私の責任だ」と言って涙する。母のことを思ってくれている侯君集に対して、安瀾はありがたく思う。母が亡くなったのは、父である李世民を助けた為だと知り、安瀾は母の仇討を心に強く誓うのだった。

 

その後皇宮に戻った侯君集は陛下に「娘であることは間違いないだろう」と良い報告をした。

 

~皇宮の朝堂〜

f:id:hanbaiin875:20201003120701j:plain

程将軍が、皇太子殿下の命を救い、塩も作り出すことができる雲燁の話をする。呼ばれて陛下の前に現れた雲燁は、輸血の方法を説明するが、皆は理解できない。陛下が、ところで一体誰が承乾に血を与えたのか?と聞くと

 

「陛下の離散した娘です」

と承乾が答えた。

 

 

【ポイント】

承乾はついに盧辛月に会うことができましたね!屋敷に忍び込んできた物乞いの男たち(承乾と雲燁)に食べ物を与えるなんて、なんて優しい娘なんでしょう。でもまだ4話では名乗り出ていないので、辛月は皇太子殿下とは知りません。

 

 雲燁は初めて朝議で皇帝陛下に会いました。輸血の方法を朝堂に集まった皆に説明しますが、唐の時代の人たちに理解できるわけがないですよね~

実際に視聴すると、この場面 本当に面白いです。面白さを文字で表現できないのが本当にもどかしいのですが・・・あらすじでは省略させてもらいます(残念)

 

 

さて、歴史の話になりますが

3話でも出てきた『玄武門の戦い(変)』とは何か?

 

626年7月2日(武徳9年6月4日)に起こった、唐の高祖 李淵(りえん)の後継者争い。場所は長安の玄武門

李淵には、長男の李建成(りけんせい)=皇太子、次男の李世民(りせいみん)=秦王、四男の李元吉(りげんきつ)=斉王 がいました。

李世民が、皇太子の李建成李元吉を殺害して太子となり、高祖(李淵)を軟禁して実権を掌握。帝位につき、太宗(唐の第2代皇帝)となった戦いのことです。

 

追加ですが、魏徴は元々、高祖(李淵)に仕え、李世民の兄 李建成の側近でした。しかし魏徴は李世民に対しても臆することなく持論を堂々と述べ、逆に李世民から信頼を得たようです。

 

このドラマでも、宰相の魏徴は陛下に対してぐいぐい意見をいってきますよね。

あらすじには書いてないですが、3話で雲燁が初めて朝堂に入って来た時、彼は魏徴を見て大感激していたんですよ(笑)中国では歴史的に有名な人物です。

日本でいうところの聖徳太子ぐらいの知名度でしょうか・・?!(違っていたらごめんなさい)

 

歴史的な内容を理解して視聴してみると、またドラマの面白さが倍増してきます!!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

以降もお楽しみに