大好きな中国ドラマ 

あらすじと気ままな思いを綴ってます

大唐見聞録 8話あらすじ

【登場人物】

雲燁(うんよう) 藍田県男、安瀾に瓜二つの許嫁の小冉(しょうぜん)が忘れられない

李安瀾(りあんらん) 雲燁が好きだが、自分と瓜二つの許嫁のことを愛していることを知る、頑固で負けず嫌いな性格

小冉(しょうぜん) 肖像画の女性、雲燁の許嫁、

李世民(りせいみん) 皇帝陛下、娘の安瀾を大切に思うものの、頑固な安瀾に手を焼いている

侯君集(こうくんしゅう) 陳国公、安瀾を気遣う

李靖(りせい) =鎮国(ちんこく)大将軍、李得誉(りとくよ)の父、紅拂女の夫

紅拂女(こうふつじょ) 田若蘭の義姉妹、精神的な病で時々錯乱することがある、武芸達者

李得誉(りとくよ) 程将軍の兵営で雲燁達と訓練している

長孫皇后(ちょうそんこうごう) 安瀾に対して実の娘のように真摯に向き合っている

李承乾(りしょうけん) 皇太子殿下、盧辛月のことが好き

盧辛月(ろしんげつ) 悲田坊で孤児の世話をしている優しい娘、皇太子殿下のことが気になっている

孫思邈(そんしばく) 神医とよばれている医者

 

【あらすじ】

~陛下の部屋~

安陽公主が皇宮を抜け出し大騒ぎをしているところに、盧寿の件で参内してきた侯君集が、陛下の前に来る。長安で安瀾を見かけたことを陛下に話し、連れ帰ることができなかったことを詫びる。

陛下は鎮国大将軍を呼び、皇宮から抜け出した安陽公主を直ちに追って、誰にも知られず連れ帰ってこい、と命ずる。

 

~鎮国大将軍の屋敷~

屋敷で大暴れをして騒いでいる武芸達者な一人の女がいる。その女こそ、鎮国大将軍の妻である紅拂女(こうふつじょ)だ。侯君集から母の義理の姉妹の紅拂女のことを聞き、安瀾は彼女に会いに来たのだ。

 

屋敷に現れた安瀾は紅拂女に母の形見の令牌を見せる。紅拂女もずっと気にかけ探していた安瀾に出会えて喜びもひとしおである。

安瀾は「亡き母の名誉を回復するため長安に戻ってきたが、陛下には母に対する愛情はなくなっていることを知った。皇宮には自分の居場所もなく長安を去ろうと思い、その前に一目、母の義理の姉妹のあなたに会いたくてここに来た」と話した。安瀾に同情した彼女は、息子の得誉(とくよ)を連れ戻して、じいさんに会いに行き陛下に抗議しに行こうと安瀾に言った。

 

~兵営の訓練場~

兵士たちが訓練をしているところに、安瀾と紅拂女がやって来た。一人で立っている安瀾を見つけて近づいてきた雲燁は、安瀾が皇宮を抜け出してきたことを知り、早く戻るように諭す。その言葉を遮り、安瀾は「あなたを面倒事に巻き込みたくないのに、なぜ私の見方をしたの?貸し借りは作りたくない」と言う。すると雲燁は「君は罰を受けずに済んだし、俺は長安に残れたから借りなどない。君を助けたい理由があるだけだ」と言う。その理由を聞かれ、安瀾が公主でいてくれないと自分が現代に戻れなくなるとは言えず「友達だから・・」と言葉を濁した。

話をしていた雲燁と安瀾のところに、息子の得誉を家に連れ帰そうと引っ張ってきた紅拂女が近づいてきて、二人の姿を見た。

紅拂女は持病の錯覚を起こし、安瀾が若蘭に見え、雲燁が彼女に危害を加えようとしていると思ってしまう。紅拂女は急に剣を抜き雲燁に切りかかり、最後のとどめを一刺し。剣は、雲燁をかばって分け入った安瀾の右胸の少し上に、まっすぐに刺さっていた。

 

安瀾の傷はそこまで深くはなく、雲燁一人で手当てをしながら二人は話をする。

・・公主でいたくないと思っている安瀾と、公主でいてもらわないと困ると考えている雲燁・・

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”自分のことを好きだと陛下に告げたことに対して今は何も考えられない、あなたもあきらめて” との安瀾の言葉を聞き

もしかすると安瀾は俺のことを好きになっているのか?と雲燁は気づく。

自分は武芸者だからあなたを助けただけだと強がる安瀾の言葉を聞き、雲燁は以前見せた肖像画の女性について語り始める。彼女は許嫁で、その彼女とそっくりの君が傷つく姿は見たくないだけだとの言葉に、安瀾はそっと涙する。雲燁が愛しているのは自分に瓜二つの許嫁で、自分ではないと確信した安瀾は、それを聞いて私も安心した、あなたを好きにはならないからと、わざと強がりを言った。

 

陛下に命じられて安瀾を探しに来た鎮国大将軍は、気を失っている妻の紅拂女を見つけ、連れ帰るよう命じた。

公主と県男に迷惑をかけたと鎮国大将軍が雲燁に謝罪する。妻の紅拂女が数年前から錯乱を起こすことを聞き、奥様の病気と今後の公主の傷の手当ても、自分にまかせてもらえれば何とかなると思うが、兵営にいては助けることができない。明日の試験で合格できればここから出られるのだが・・と含みを持たせた。

 

~薫風殿~

黙って皇宮を抜け出したことの罰として、陛下より禁足を賜り部屋から出られないでいる安瀾のところに雲燁がやって来た。雲燁は鎮国大将軍の口添えで試験に合格し、晴れて兵営から自宅に戻ることができた。さらに皇后の弟子として後宮に自由に出入りできるよう令牌を賜ったのだ。

安瀾の傷のことは皇宮では秘密になっている為、雲燁は傷に効くアロエを持参してきた。安瀾は雲燁に、紅拂女を皇宮に連れてきてほしいとお願いしていた件はどうなったかと聞くと、自分が紅拂女の治療をすることになってしまったことを明かす。二人が秘密の話をしているところに突然皇后が現れた。

道に迷ってここにきてしまっただけだと嘘をつく雲燁に、皇后は公主の名声にも傷がつくため、後宮では自重するようにと二人に釘を刺した。

 

~悲田坊~

承乾は琴が得意な辛月を喜ばせようと、胡人の楽師を連れてやってきた。ところが、最近子供たちの体調が悪く今はそれどころではないと承乾の申し出を断る。そこで承乾は連れてきた楽師に帰るよう命じて、二人で病気の子供たちの世話をした。

 

~皇宮~

陛下より禁足令を命じられている安瀾だが、薫風殿を出て陛下のところにやって来た。

頑固でわがままが過ぎた自分の過ちを認め謝罪したいと申し出た安瀾に、厳しすぎたと陛下も禁足を解く。さらに安瀾は料理も裁縫もできるから侍女も不要と、薫風殿での一人暮らしを願い出る。それを聞いた皇后は、好き勝手をすれば政(まつりごと)にも影響を与えると反対。ところが、薫風殿での一人暮らしが無理ならば外で暮らすと言い出したため、皇宮にいてくれるなら大したことではないと判断した陛下は安瀾の言うとおりにさせた。

 

~鎮国大将軍の屋敷~

紅拂女を診察するため、孫(そん)神医、さらに兵営での約束を守って雲燁もやって来た。

錯覚をおこして屋根の上から降りてこない紅拂女だが、雲燁が義兄の名を叫ぶと一発で下に降りてきた。孫神医が紅拂女に鍼をうち眠らせて診察を行うが、原因不明の心の病のため薬だけではどうにもならないと匙を投げてしまった。

しかし雲燁は、目が覚めてまた騒ぎだした紅拂女に、狼や蛇がいるからやっつけろとけしかける。紅拂女は剣を振り回し、ありもしない狼と蛇をやっつけた。狼も蛇もすべて死んだ二度と現れない、という雲燁の言葉を聞いて安心したのか、紅拂女はその場に倒れこんでしまった。

 

【ポイント】

じいさん・・・とは、李淵のことです。

 

 

安瀾は自分を守ってくれる雲燁を好きになっていましたが、肖像画の自分に瓜二つの女性が雲燁の許嫁であることを聞き、失恋したと思ったようですね。

 

一方雲燁は、安瀾を守っていたのは初めは簪のため、その後は公主という立場を守ってもらわなければ自分が現代にもどれなくなるからでした。まだそのことは変わらないようですが・・

ただ、貸し借りもない状態で雲燁をかばって安瀾が刺された場面あたりから、雲燁の気持ちに変化が見えてきた気がしますね。

許嫁の小冉(しょうぜん)< 安瀾 

と気持ちがすこしずつシフトしていってるように思います。

 

8話のあらすじには書いてないですが、紅拂女の診察に行く前にどう治療しようか一人考えていた時、ろうそくの炎の中に小冉(しょうぜん)の顔が思い浮かび、さらに安瀾の顔も同時に思い浮かびました。

これから二人がどうなっていくか、目が離せないですね。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

以降もお楽しみに